古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「曼珠沙華さん、もう咲いても大丈夫ですよ」

2015年09月05日 04時05分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 うちの一反三畝(400坪)の畑のまわりは、ちょっと高い土手になっています。その土手の肩のところに(たぶん)6年前曼珠沙華を500球余り植えました。5球~10球ずつかためて植えたらよかったのですが、掘ってきた球根はそんなにありませんでしたから1球ずつ。
 曼珠沙華はほんとうは「球根」でなくて「鱗根」です。毎年増えて「塊り」になります。10年もすれば一つの鱗根が一抱えするほどの大きさになります。15年前に大豆畑トラスト畑の土手に50株ほど植えた塊りを3株掘り起こしてきて、分けて植えました。
 曼珠沙華は塊りになって咲きますが、あれは地中で鱗根が塊りになっているからです。しかも一つの鱗根は2年に一度咲きますから、鱗根は花の倍あります。
 さて今年も曼珠沙華の咲く季節になりました。夏が暑いとお彼岸に咲く曼珠沙華は開花が遅れますが、今年は雨が多かったし後半そんなに猛暑でなかったので10日過ぎには咲きそうです。せっかく咲いてくれる曼珠沙華が雑草まみれでは目立ちません。少し早めだったのですが、きのう土手の肩をぐるっと草刈りしました。
「曼珠沙華さん、もういつ咲いても大丈夫ですよ」
 ぼくがこの世を去って10年もすれば、この畑は秋に赤いベルトで飾られるでしょう。畑のそばの墓地にお墓参りにくる村の人たちが「おー、いいなあ」と土手を見上げてくれるでしょう。
 今年か来年、埼玉県の「巾着田」という曼珠沙華の名所を是非見たいと思います。全国で一番です。「曼珠沙華祭り」の期間には30万人の人が見に来るそうですが、それだけの人が押し寄せても負けないほどの曼珠沙華が咲き誇っているそうです。500万本といいますから。
 全国の他の「曼珠沙華名所」をネットの写真で見たのですが、あとはたいしたことない。ちょっとまとまって咲いているというだけです。金谷のローソン駐車場そばの「エノキ・お地蔵さん・曼珠沙華・稲」のほうが絵になる。東条町「とどろき荘」裏の畦もいい。口吉川町では笹原の旧道沿いの土手にまとまって咲いてるところがあります。
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