古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『水やり』から解放されました。

2020年06月14日 20時32分36秒 | 古希からの田舎暮らし
 5月から6月にかけてほとんど雨が降らず、「水やり」に追われる日々でした。特に道子さんはいっぱい時間をとられました。
 まず前の畑の水やりです。イチゴ/ソラマメ/葉っぱの野菜類/人参/牛蒡/落花生の苗/などにやります。途中でぼくがサツマイモを植えて水やりをするようになり、いくらか手伝いましたが、胡麻も播いて水やりが必要でしたし、手がかかりました。
 道子さんは裏山の水やりも時間がかかりました。植えた樹のほうはパスして、花を植えたところに水をやります。あちこちホースを引っ張りながらやるのですが、時間をとられます。もう一箇所ウッドデッキ前の花畑も水やりが必要です。
 裏山/前の畑/ウッドデッキ前/玄関先/と水をやるだけで半日かかってしまいます。
 ぼくはときどき裏山の樹樹に水やりをしました。キウイ/柿/ムクゲ/ヤマボウシなど/クララ/など植えた樹も水が必要でした。竹の子が生えるときで、地下の水を竹の根がとってしまう。
 このたびの雨で、水やりから解放されます。実にいい雨でした。ありがとう!
 そうだ。龍神さまにお礼参りしよう。ぼくらには、龍神参りは、結構お気に入りの行事です。
 今日は大豆を植える畝に苦土石灰を入れて耕しました。真砂土が次第に畑の土になっています。サクサクと気持ちよく耕せます。あと10日くだいで大豆の苗を植えます。
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『講談 三木戦記』を読んで

2020年06月14日 01時11分14秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日ブログに書いた『講談 三木戦記』を読みおわりました。中ほどから面白くなり、一気に読了。
 この本は「講談」と題してます。語り口が講談調です。歴史の記述ですと、出てくる人が名前だけです。どんな人かわかりません。ところが、講談調になると、出てくる人物が生身の人間になります。血が通った、心をもった、人間になります。
 読んでいくと、登場人物が生きて、立ち上がってきた。それで最後まで読めました。例えば、三木合戦の最後のほうで、若い別所長治が降伏を決意します。自分が死ぬことで、餓死寸前の家来たちを救おうと。それに叔父の吉親が反対します。本文を引用します。

(叔父の吉親をさしおいて長治は降伏/開城を決断する) いつまでも子供であると考えていた長治が、このような決断を自分に相談も無しに進めたことが許せなかったのでございます。
吉親『 …… 今回の合戦にしても、長い間、秀吉を手こずらせただけでも播磨武士の意地を見せたと思う。それが一転して降伏とは、そんな弱腰でどうする。家臣や城に籠っている民百姓どもも、殿とともに城を枕に討ち死し、玉と砕けることこそ面目であるのじゃろうが!』   ……
 家臣の衣笠八郎たちもこれ以上、吉親を説得は無理と考えたのですが、この時、吉親が、櫓にのぼって火をつけ、部下と共に討って出ると主張し、櫓の階段に足をかけようとした時でございます。
 衣笠八郎が、それに従うように後を追いながら
「ご免!」と一声、背後から吉親を刺したのでありました。
 豪将といわれた吉親も不意つかれ、信頼する家臣の手によって、あっけなく最期をとげたのでございます。

 ふつうに歴史として書いてあれば、知らない人間ばかり、いっぱい出てくるし、離合集散の激しさについていくのは面倒になるし、読む気がしません。歴史を知る人が、講談調で書いてくれたので、よくわかりました。
時間をおいてまた読み返してみたい本です。
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