古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

はがきを見て、思いました。

2021年01月12日 17時36分42秒 | 古希からの田舎暮らし
 同じ中学校で勤めた、同い年の人から身内の方を亡くされた「寒中見舞い」が届きました。年賀状の返事みたいに。
 ご本人は、気力あふれる、とても元気な人で、ぼくよりずっと早く田舎暮らしをはじめました。お訪ねしたら、のどかな田舎暮らしで、田園が広がり、植えた樹樹も大きく育っていました。(家の裏に竹藪なんかなくて、樹がよく育つ土地でした)
 外国の日本人学校にも勤めた経験ゆたかな人で、定年退職後はカミーノ・デ・サンチャゴ(西洋の巡礼道)を歩いたり、自転車でドイツ・ロマンチック街道を旅したり、地域では山登りグループをリードしたり、幅広く活動をしていました。その人が「田舎の家を引き払い、街のマンション住まいをすることになった」と書いてありました。
 相変わらずお元気なようですが、子ら孫らのすすめでそうすることになったとか。ぼくから見ると、うらやましい、スケールの大きな、理想的な老後だっただけに、「そうか。街で暮らすことになったか」。はがきを見て、なんというか、考えようがありませんでした。
 高齢になり、一戸建ちの家をたたんで駅前マンションに移り住んだ人は、何人も知っています。便利に暮らしておられると思います。
 そうか。そんな歳なんだなー。でもぼくらは、ここに骨を埋めるつもりなんだけど …… 。
 世の中、そんなに単純にいかんのかなー。もっとあれこれ考えんといかんのかなー。
 


 
 
 
コメント
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