古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

平岩弓枝『魚の棲む城』がおもしろい。

2022年03月09日 21時47分51秒 | 古希からの田舎暮らし
『剣客商売』はテレビの時代劇になっています。名士・池波正太郎の原作ですから『水戸黄門』『暴れん坊将軍』みたいなワン・パターンとちがいます。人間の彫りが深く、登場人物がそれぞれの人生を背負って、生き生きと動きます。
 主演の役者はいろいろ替わっており、山形勲・加藤剛 版/藤田まこと 版/北大路欣也 版/中村又五郎 版/とありますが、藤田まことが秋山小平を演じる版が一番いいです。
 この藤田まこと版で、田沼意次を演じるのは「平幹二朗」です。この役者が、実に「渋い田沼意次」を演じています。藤田まこと/平幹二朗/梶芽衣子/の『剣客商売』は何度でも見たくなります。(時代劇専門チャンネルでは、よく見られます)
 いま読んでいる時代小説=平岩弓枝『魚の棲む城』は若い青年の田沼意次が主人公です。どんな人か見当がつきませんが、作者が田沼意次に好意をもって書いています。その田沼像がテレビの役者像とつながって、読むのがたのしい。
 500ページの大部な小説ですが、たのしみながら、ゆっくり読んでいます。
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