〈外仕事をやる気〉がイマイチ出なかったけど、今日は出たのを感じました。まず、グズグズ引き延ばしていた寒肥をやりました。次に買ってしまった〈ラスト焼き芋〉用の枯れ木を軽トラで集め、電動丸鋸で切りました。久しぶりに外仕事をした気分です。
明日は〈ラスト焼き芋〉をします。
先日サンシュユが一番に咲そうだと書きましたが、まだツボミのままです。先に南高梅が満開になりました。
ミモザは去年の7月までに剪定しておくとよく咲くそうですが、樹が高くなって届きません。生長するにまかせています。
でも枝先の黄色が濃くなってきました。サンシュユより早く咲きます。
推理小説作家の西村京太郎が亡くなりました。「おもしろいおじいさんだった」と思い返しています。
ぼくの本棚には西村京太郎の本が一冊あります。『15歳の戦争』……陸軍幼年学校「最後の生徒」(集英社 2017年8月刊)という本です。一度図書館で借りて読みました。もう一度読みたくなって古本を購入しました。36円だったか。
「軍隊に召集されると新兵はなぐられる。いじめられる。陸軍幼年学校の生徒になっておけば、その災難からのがれられる」。
15歳の西村京太郎少年は、昭和20年に陸軍幼年学校を受験し、百倍の狭き門をくぐりぬけて合格しました。4月に入学し、8月でおしまい。わずか5カ月の生徒でした。
彼はそれから苦労の連続でした。人事院の職員(公務員)になったけど、東大出でないと出世できない。人事院をやめて小説を書こうとしました。しかし、なかなか芽が出ず、競馬の警備員/私立探偵/などいろんな仕事をしました。おもしろいので引用してみます。
この頃、一番人気のあった作家は、松本清張で、『点と線』が、ベストセラーになっていた。2時間くらいで読み了えたので、「これなら、自分にも書ける」と、錯覚した。読むのと書くのとは、大違いなのにである。一日も早く、プロの作家になりたいので、あらゆる懸賞小説に応募した。純文学、ミステリー、歴史小説の懸賞にも応募した。ところが、全く、手応えがない。それも、一次審査にも通らないことが、続いた。
(人事院をやめた)困ったのは、母親のことだった。父親が頼りなかったから、官庁勤めをしている長男の私を、頼りにしていた。そんな母親に、人事院を辞めたとはいえないので、そのことは内緒にしていた。退職金が、だいたい月給の一年分貰えたので、その中から、毎月25日に、一ヶ月分を母親に渡すことにした。
※ 売れない作家志望の西村京太郎が売れ出したときは48歳になっていました。その間いろいろ苦労しました。
明日は〈ラスト焼き芋〉をします。
先日サンシュユが一番に咲そうだと書きましたが、まだツボミのままです。先に南高梅が満開になりました。
ミモザは去年の7月までに剪定しておくとよく咲くそうですが、樹が高くなって届きません。生長するにまかせています。
でも枝先の黄色が濃くなってきました。サンシュユより早く咲きます。
推理小説作家の西村京太郎が亡くなりました。「おもしろいおじいさんだった」と思い返しています。
ぼくの本棚には西村京太郎の本が一冊あります。『15歳の戦争』……陸軍幼年学校「最後の生徒」(集英社 2017年8月刊)という本です。一度図書館で借りて読みました。もう一度読みたくなって古本を購入しました。36円だったか。
「軍隊に召集されると新兵はなぐられる。いじめられる。陸軍幼年学校の生徒になっておけば、その災難からのがれられる」。
15歳の西村京太郎少年は、昭和20年に陸軍幼年学校を受験し、百倍の狭き門をくぐりぬけて合格しました。4月に入学し、8月でおしまい。わずか5カ月の生徒でした。
彼はそれから苦労の連続でした。人事院の職員(公務員)になったけど、東大出でないと出世できない。人事院をやめて小説を書こうとしました。しかし、なかなか芽が出ず、競馬の警備員/私立探偵/などいろんな仕事をしました。おもしろいので引用してみます。
この頃、一番人気のあった作家は、松本清張で、『点と線』が、ベストセラーになっていた。2時間くらいで読み了えたので、「これなら、自分にも書ける」と、錯覚した。読むのと書くのとは、大違いなのにである。一日も早く、プロの作家になりたいので、あらゆる懸賞小説に応募した。純文学、ミステリー、歴史小説の懸賞にも応募した。ところが、全く、手応えがない。それも、一次審査にも通らないことが、続いた。
(人事院をやめた)困ったのは、母親のことだった。父親が頼りなかったから、官庁勤めをしている長男の私を、頼りにしていた。そんな母親に、人事院を辞めたとはいえないので、そのことは内緒にしていた。退職金が、だいたい月給の一年分貰えたので、その中から、毎月25日に、一ヶ月分を母親に渡すことにした。
※ 売れない作家志望の西村京太郎が売れ出したときは48歳になっていました。その間いろいろ苦労しました。