古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

散髪して『遺影』を撮る練習をしました。

2022年03月23日 17時36分32秒 | 古希からの田舎暮らし
 一ヶ月ごとに散髪していましたが、コロナ下で足が遠のいてます。今日は43日ぶりに散髪しました。そして「遺影は散髪したてがいい」と思い立ち、三脚にカメラをつけて顔写真を撮ってみました。
 今日は曇り空で、光線の具合がよくありません。「まー、練習だ!」と後ろにロールカーテンを下ろし、ウッドデッキにイスをセットしました。カメラのセルフタイマーをセットしてみたら「3枚連写」メニューがあります。写した写真をあとでみると、3枚連写の間に表情が微妙にしています。いくつか気づいたことをあげてみます。

〇 カメラは顔の高さになるように三脚/イス/をセットする。
〇 胸を軽く張り、両肩を結ぶ線はカメラの真正面から少しずらす。顔はカメラを向く。
  ※ 肩の線を左右どちらにずらすか写真を見て考える。
〇 カメラ(タイマーの点滅)を見てしまったが、斜め上の視線がいいかな。

「遺影の撮り方」で検索してみたらいろいろ書いてあります。また考えます。5年前に芦屋の親友が亡くなりました。朝、単車で市民農園に出かけて作業し、日付が変わる前に急死。葬儀にも行けませんでした。後日訪ねて、遺影写真を見て、「もっといい男だったけどな」と思いました。あまりに急なことでゆとりがなかったのでしょう。
 あれから、ぼくは「遺影写真は決めとこ」と思うようになりました。

 今朝、瞑想しながら〈満蒙開拓青少年義勇軍〉〈満蒙開拓団〉の聞き取り取材をしていた時間をたどっていました。最初はハルピン郊外にあった〈嚮導訓練所〉3回生の方々に取材しました。我が家に来ていただき、テープをまわしながら話を聞きました。森さん/角田さん/谷垣さん/原さん/毛利さん/ …… とお話を聞いた方を思い出し、その方の葬儀を思い出し、『大地の余燼』を繰り返し読んでからは長野県の元義勇軍の方のところに出かけてお話を聞き、出石郡高橋村の大兵庫村開拓団の集団自決について生き残りの方にお話を聞き、中国の万里の長城を踏破した方にも引揚げの苦労をうかがい、話ををまとめてメモし、開拓の記録を読み、ほんとに没頭しました。あれから20年近く時が流れて、いま集団自決の本を読むのをためらっている。
 無理して読むのはやめます。いまの自分をそのままうけとめます。
 

コメント
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