古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

「何をするか」を考えてみます。

2022年10月07日 20時41分24秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日のブログに「一人残った気持ちです」(親しい人は逝ってしまった)と書きました。85歳のおじいさんといえば、まー、長生きですから、そんな気持ちにもなるでしょう。69歳のときに落下傘で未知の田舎に降下したお陰で、/体験したことのない、いろんな大工仕事/広い畑での家庭菜園づくり/つくった野菜をいろんな方と分かち合う/竹藪と格闘して裏山で遊ぶ/とたのしく85歳まで過ごしてきました。
「文学青年」という存在がありますが、ぼくが「何かモノを書こう」と志したのは50歳の頃でした。老後を考えて、まず合唱団に入りました。神戸フロイデ合唱団。毎週火曜日に合唱練習に通い、生活がかわりました。それから〈勤めていた市の文藝祭〉に応募して、入選したりしました。
『公募ガイド』という雑誌に載っている、エッセイ/童話/小説/に応募して、ちょっと入選したりしました。目指すものが散漫でしたが。やがて、テーマを〈満蒙開拓青少年義勇軍〉にしぼって聞き取り取材をしましたが、これはモノになりませんでした。食い下がり方が足りませんでした。一応〈モノ書き〉になろうとしましたが〈執着する力〉がない。「田舎で本格的に〈書き物〉に打ち込もう」と思いましたが、暮らしてみると田舎はたのしい! おもしろい! 自分の野望なんか雲散霧消してしまいました。
 先日から田舎暮らしを総決算するつもりで「16年間の田舎暮らしをアルバムにしてみよう」と2006年 ~ 2021年を一年ごとに写真と文章でファイルにしました。
 そのアルバムづくりという仕事がすんでから、アルバムに入れなかった写真を拾ってプリントしました。それが140枚にもなります。それを『余禄』としてファイルし、文章をつけています。

 オレは何かしたいんだ。でもいまから何ができる? 創作は〈全身全霊でぶつかる仕事〉です。いまさら無理です。
 そんなことをブログに書いて、どうしようもない85歳の時間を、いましばらく漂流してみます。
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