古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

こけました。〈ヨタヘロ〉前期か。

2023年04月11日 18時05分09秒 | 古希からの田舎暮らし
 ブログには、それぞれ〈トーン〉というか〈何かテーマ〉みたいなものがあって、ぼくの場合テーマは〈田舎暮らし〉ということになっています。ぼくは〈田舎暮らしのたのしさ/よろこび/めぐみ〉そして〈家のまわりの樹樹や花の自慢〉を主に伝えていますが、人生は〈しあわせ〉ばかりではありません。不幸な出来事を避けて「しあわせ感」だけを伝えようとするのは自分でも感心しません。
 で、何が起こったか。朝、玄関先でこけました。靴をはいて、昨日とどろき温泉の帰りにホームセンターで買ったネジ釘の袋などを両手に持って、裏の小屋に行こうとしました。
 2,3歩歩いて平らなコンクリートの地面でこけたのです。何かに引っかかったわけではありません。
 85歳の筋肉の弱った老人がこけるときは、丸太が倒れるように「パタン!」とこけます。いままでもちょっとしたことでこける体験はしていますが、今日はまさに「パタン!」とこけました。
 自分でも「ゴツン!」と音が聞こえておでこをコンクリートの平らなところに打ちました。しばらく倒れたままでしたが、意識はあります。痛みは感じません。ゆっくり起きあがって、立ち上がりました。顔から血がポトポト落ちます。体は動きます。痛みはありません。
 洗面所に行って、顔を洗ってみたら鼻をちょっとすりむき、ネジで鼻の上を1ミリほど切ったようです。
 血は間もなく止まり、痛みもないので〈たき火〉〈焼き芋〉をしました。畑や山の仕事をする気にはなれませんでした。
 しばらく時間がたってみると、膝頭も打っているようで動かすと痛いし、手のひらもちょっと打った感じの痛みがあります。
〈体の動く能力〉と〈動作をしようと思う気持ち〉がズレていたから、こけたのでしょう。
 樋口恵子という著名な老人はこんなことを言ってます。「70代の老人はちょっとしたモノにつまづいてこける。90歳代になると、立っているだけ/歩くだけ/でこける。」それを彼女は「ヨタヘロ期」という言葉を作って表現しています。
 ※ 樋口恵子氏はむかし『濡れ落ち葉・症候群』という言葉を作りました。定年退職後何もすることがなくて「妻にまとわりつく男」を言い表しています。
「ヨタヘロ期」をどう生きるか。樋口恵子氏の本をちょっと読もうかな。
 
 
コメント
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