古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

映画を見ました。

2024年06月25日 17時47分29秒 | 古希からの田舎暮らし
 朝8時30分に家を出て、三田のイオン・シネマへ。チケットを買うのに一苦労です。券売機はあるのですが、無人で画面を見て操作しなければなりません。映画『90歳。何がめでたい』を見るのか老人夫婦がさきほどから券売機の前でモタモタしています。ぼくたちも前と様子の違う券売機なので戸惑いましたが、なんとかチケットをゲット。
 Sサイズのポプコーンを買って入場しました。ポプコーンを買うとお膳みたいなものがついてくるのですね。はじめての体験です。それに「S」サイズというのに頭にかぶるほどの容器です。久しぶりに街(といっても三田の町だけど)に出てみるとびっくりすることが多いです。そういえば三木市には映画館がありません。昔は立派なのがあったのでしょうね。
 さて、映画『90歳。何がめでたい』ですが、身につまされることも、爆笑することもありませんでした。草笛光子は正味の90歳です。元気に演じていますが、もう「華」がない。「ばあさん、元気がええな」というところです。
 思い出すのは以前見た二本の「老人映画」です。二本ともおもしろかった。いまも思い出しては「ニヤッ!」とします。
 一本は『オケ老人』でした。老人を集めてオーケストラをつくる。著名な外国の指揮者が出てきたり、老人が病気になるけど「最後の一葉」(オー・ヘンリーの有名な短編)みたいに生き残ったり、エルガーの行進曲「威風堂々」を嬉々として演奏したり、嘘っぱちだけど気分よく見られました。
 もう一本は『老後の資金がありません』。老人が生き生きとして、筋がおもしろく展開します。見ていて顔がほころぶ場面もあり、印象に残りました。たまに映画を見るんだから、明るい、元気の出る映画がいい。80年以上も生きていて、幾多の暗い人生の場面もくぐりぬけてきて、いまさら深刻な映画を見ようとは思いません。
 今日は映画を見て「おしまい!」。


 




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