面白い作品に出会うと人に教えたくなりますよね♪
今回ご紹介するのは「朗読マンガ」
片山ユキヲさんの『花もて語れ』です!
もう9巻まで発売されているのでマンガ通の方からは「何を今さら」とあきれられるかも知れません(笑)
朗読とは声に出して読むこと。
自分の好きな本を紹介してより魅力的な本を選ぶ書評バトル「ビブリオバトル」にも新しい読書の楽しみ方を教えてもらいましたが、この『花もて語れ』には「朗読の魅力」という昔からあるにも関わらず気がついていなかった読書本来の楽しみ方を教えてもらいました!
朗読ってこんなに楽しいんだ!
主人公「ハナ」の読む宮澤賢治の「やまなし」
「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」
「なぜ、声で聞くと『クラムボン』も『かぷかぷ』も意味がわかるんだ?」
ハナが小学生の頃に出会う教育実習の先生がこんなことをいいます。
「赤ちゃんの泣き声は、どうしてみんなによく届くか、わかるかい?」
「伝えたい気持ち強いからだよ」
その昔、物語は口から口へと伝えられるものでした。
語り部や吟遊詩人はその声で物語を語り、人々はその表情やしぐさ、声質によってまるで目の前にその光景が浮かび上がるかのような臨場感をもって耳を傾け、自分の中に物語を取り込んでいったのです。
文字にこめられたイメージを声で表現する。
こんなマンガ見たことない!
朗読っていっても全然難しくありません。
想像力のある人、自分の中の想像力を持て余している人にはピッタリ!
作品世界を理解する上で、こんな手法があったなんて驚きです。
朗読クラブ。朗読コンクール。
朗読の魅力を、絵で、マンガで表現するという、この力技!
小さい子どもに絵本を読んであげる、それも立派な朗読です!
怖いところはとっても怖く、楽しい場面は楽しい気持ちで。作品に入り込む。それは想像力というとっても楽しいちから。
声に出して読むって、すごくクリエイティブなことなんだと気づかされました。
面白い!
読書の楽しみ方がまた一つ増えました。
オススメのマンガです☆
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