前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

未だ冷めやらず・・・ハイドン先生

2010-12-22 00:02:37 | ハイドン先生の作品
久しぶりに中古CDショップ(ディスクユニオン)を覗いたら、
前々から狙っていたハイドン先生の「ピアノ三重奏曲全集」が
破格の値段で売っていました。

心の中で"ウヒョヒョ、ウヒョヒョ"言いながらさらに物色すると
他にも掘り出し物?が。


ハイドン先生の協奏曲を集めた5枚組CD。
一部すでに持っているCDとダブっていますが
そんなことはお構いなし。

やっぱりまとまっていると何かと便利?ですからね。

それからハイドン先生のクラリネット協奏曲。
今まで未発見だった「幻の協奏曲!」だそうです。


少し早いクリスマスプレゼントが届いたような気分です。


今年もなんだかんだで、いっぱいハイドン先生を買ってしまいました。



三たび、ハイドン交響曲全集

2010-07-13 21:42:31 | ハイドン先生の作品
嗚呼、何ということでしょう。
もう決して手を出すまいと固く心に誓ったのに・・・。

前略、ハイドン先生
あなたの音楽はまさしく「麻薬」です。


三たび、ハイドン交響曲全集を買ってしまいました。
今回はデニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内管弦楽団
です。

発売当初、編集にミスが見つかり37枚中3枚が交換となった
曰く付き?のものです。
中古で買ったのですが、確認したところ幸い交換済み?の
正しいCDでした。


まず最初に聴いたのは、当然最もお気に入りの
 交響曲第39番ト短調《木枯らし》
です。

テンポはドラティ盤と同じくらいの遅めです。
いいですねえ~。
ドラティ盤のような迫力はないですが、しっとり聴かせます。
いいですねえ~。

全く知らなかったのですが、ライブ録音なんですね。
驚きました。素晴らしい演奏のクオリティです。


ほぼ作曲順に収録されているのもうれしいです。
CD1から順に聴いていけば、自ずと
「交響曲が確立していく歴史」が分かろうというものです。
(聴きたい曲を探すのがちょっと手間ですが)

フィッシャー盤(まだ全部聴いていません!)は
ちょっと期待はずれだった(というか好みじゃなかった)のですが、
このデイヴィス盤は、ドラティ盤と並んで愛聴盤となりそうです。


こうなったらトコトン行くまで!ですね。

東京クヮルテットのハイドン

2010-03-22 14:06:13 | ハイドン先生の作品
東京クヮルテットが演奏する、ハイドン先生の弦楽四重奏曲
第77番『皇帝』と第78番『日の出』を聴きました。


  東京クヮルテットは1969年に
  桐朋学園大学の卒業生で結成されました。
  1970年にミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。
  以降、メンバー・チェンジはありますが、
  世界のトップ・カルテットであり続けています。


古い録音の表記では、
「東京カルテット」「東京クァルテット」などもありますが、
現在は「東京クヮルテット」で統一されているようです。


今回買ったCDは80年代の録音のようです。
創立メンバーから第2ヴァイオリンが変わっていますが、
まだ全員日本人です。

彼らが「パガニーニ・カルテット」と呼ばれる、
ストラディヴァリウスのセットを使用するのは
1995年以降ですが、この録音も十分美しい音色です。


以前にクラシカ・ジャパンで
シューベルトの弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』の
スタジオライブを観たときは、そのアンサンブルの凄さに
驚嘆しました。



このハイドン先生の2曲も素晴らしいです。
これがなんと中古CDで、210円!!で売ってました。
骨董屋で掘り出し物を発見した気分です。

ハイドン 弦楽四重奏曲第81番ト長調 (ラルキブデッリ)

2010-03-06 10:25:29 | ハイドン先生の作品
ハイドン先生の最後の弦楽四重奏曲、
第81番から第83番のCDを買いました。


演奏は「ラルキブデッリ(L'Archibudelli)」という楽団です。
「弓(Archi)」と「ガット弦(budella)」という
二つのイタリア語を組み合わせた名前で、
17~18世紀のオリジナル楽器を使用しています。
世界的なチェリスト、アンナー・ビルスマを中心に結成されました。



私がすでに持っているハイドン先生の弦楽四重奏曲全集は
ブッフベルガー四重奏曲のものです。
レーベルはブリリアントという廉価のCDを出しているところですが、
演奏は大変気に入っています。


ラルキブデッリはまた違った良さがありますね。
第81番ト長調の第1楽章は、跳ねるような軽快さがあり
とても楽しいです。
チェロの音が大きめで音に厚みがありますが、
全体的にはなんだか"温かい"感じです。

先日聴いた弟ハイドンさんの弦楽五重奏曲の演奏がこの四重奏団で
とても素晴らしかったので、つい買ってしまいました。
(弟ハイドンさんのCDは実は借りたものです)


今回買ったCDには、四重奏曲断章「老人」という曲が
一緒に入っていました。
(9曲の歌曲の中の第5曲だそうです)
心憎いカップリングです。



別の演奏で聴くと、また新たな魅力が発見できますね。

ハイドン 交響曲第61番ニ長調

2010-02-16 08:50:18 | ハイドン先生の作品
N響定期公演が続いていたこともあり、
最近はショスタコーヴィチ、マーラーといった
後期ロマン派~近現代の大曲ばかり聴いていました。
(あとミッシェルね)


だからというわけではありませんが、昨日の会社帰りに
iPodでハイドン先生の交響曲第61番ニ長調を聴きました。
特に第61番を選んだのに意味はないのですが
あまり(というか全く)印象に残っていない曲でした。
(ハイドン先生すみません)


ところがところが・・・第1楽章、
なんと楽しい曲じゃないですか。
以前、全交響曲を通して聴いたときには
全然ひっかからなかったんですけど。何故でしょう?


やっぱり音楽は、聴くときの気分や体調に
相当左右されるみたいですね。
生演奏を聴いたときも同じかもしれません。

「あんまりいい演奏じゃなかったな」と感じても
結構自分の方に原因があったりして・・・。

まあ、評論家ではなく個人の感想ですからね。



世界的指揮者で、優れたエッセイも多数残された岩城宏之さんが
著書『楽譜の風景』の中で書かれていたのですが、
ウィーン・フィルでハイドン先生の交響曲を指揮する際
ベテラン楽団員から、その日の天候やお客さんの年齢層などを見て
テンポを変えるようアドバイスされたそうです。

今日は天気がよくて爽やかだから少し早めにとか、
じとじと雨が降っているしお年寄りが多いから
グッとテンポを落としてとか。


音楽も生活の一部だということを改めて実感したそうです。


ちょっとそんなことも思い出しました。