前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

ロトチェンコ+ステパーノワ ~ロシア構成主義のまなざし~

2010-05-13 18:50:13 | 美術関係
東京都庭園美術館で
『ロトチェンコ+ステパーノワ ~ロシア構成主義のまなざし~』
を観てきました。




 1917年のロシア革命に呼応し、積極的に社会と関わり、
 芸術を日常生活のなかに持ち込もうとする新たな動向を
 「構成主義」というそうです。

以前、やはり庭園美術館で
『ロシア・アヴァンギャルド展 ~ステンベルク兄弟を中心に~』
を観ましたが、
「ロシア・アヴァンギャルド」は20世紀初頭にロシアで起きた
各芸術運動の総称で、「ロシア構成主義」も含まれるそうです。


1910年代から20年代といえば、ヨーロッパでは
アール・デコの一大潮流が起こり始めた頃です。

お互いにどのような影響を及ぼしあったのかはよくわかりません。
地域を越えて同時に似たような流れが生まれたのでしょうか。


ポスターやデザイン画などは、まさにアール・デコというか、
今見てもカッコよく、インパクトが大きいです。
ちょっと暗い色使いがロシアっぽいところでしょうか?



ちょうど小中学生の多感なときに、YMOブームの大波をかぶり
「多大な影響」を受けたことは前にも書きましたが、
彼らのLP(←時代を感じますね)のジャケットや舞台美術、
衣装などのデザインは「アール・デコ」、「ロシア構成主義」を
モティーフにしています。

この手のものが好きなのも、やはりその頃の「刷り込み」かもしれません。
コメント
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