前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

メンデルスゾーン 交響曲第4番イ長調『イタリア』 (N響定期)

2010-10-25 09:01:34 | NHK交響楽団
N響定期公演を聴いてきました。

曲目は

 メンデルスゾーン 交響曲第4番イ長調『イタリア』
 ドヴォルザーク チェロ協奏曲ロ短調

指揮はネルロ・サンティ、チェリストは堤剛です。

メンデルスゾーンは普段、ほとんど聴きません。
せいぜい、弦楽八重奏曲変ホ長調と
「真夏の夜の夢」序曲くらいでしょうか。


改めて交響曲第4番『イタリア』を聴いてみて、
ちょっと意外な感じがしました。
もっと「ロマン派」的な曲だと思っていましたが、
結構「古典派」的な曲ですね。

管楽器は典型的な2管編成です。
緩徐楽章(第2楽章)で、
トランペットとティンパニがお休みなのも
ハイドン先生時代の交響曲を彷彿とさせます。

番号と作曲順がバラバラなのも
ハイドン先生ゆずり?


もう一曲、
ドヴォルザークのチェロ協奏曲ですが・・・。

自分の中では、サンティ氏はもっと楽しい、
エネルギッシュな演奏をする印象だったのですが。
さすがに今年79歳の御大、
体調がすぐれなかったのでしょうか?

テンポは遅めでしたが、"緊張感漂う"というより
"間延びした"といった方が正しいと思います。
フレーズ同士、楽器群が全く溶け合っていない、
響き合っていない、という感じでした。
独奏チェロとオーケストラも同様・・・。


「とてもよい演奏だった」「感動した」
という方には申し訳ないですが、
私にとっては全く楽しくない演奏でした。