前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

映画 『トロン(Tron)』 (1982年)

2013-03-21 22:12:24 | 舞台・映画など
1982年製作の映画『トロン』をブルーレイで観ました。

公開当時はかなり話題になり、断片的な映像や音楽は記憶にありましたが、
ストーリーはほとんど覚えてませんでした(テレビ放送で観たかも?)。


数年前にブルーレイ・ディスク・プレーヤーを購入した際、
最初に買ったソフトは「2001年宇宙の旅」でしたが、
是非ともブルーレイの綺麗な画像で観てみたい、と密かに思っていたのが
この『トロン』でした。


ブルーレイのパッケージは↑こっちですが、
↓こっちのデザインの方が懐かしい感じが・・・。



暗い空間に青と赤のネオン発光、ポリゴンの立体表現など、
当時のコンピューター・ゲームを彷彿とさせ、懐かしさを覚える一方、
今見ても斬新な映像だと感じます。
(「敵(システム側)」の捜索モニターにパックマンが!)

舞台となるソフトウェアメーカー・エンコム社のボス、デリンジャーの
タッチパネル式のコンピューター(兼モニター)になっているデスクなんかは、
近年になってようやく本格的に実現されたテクノロジーなので、ちょっと驚きです。
(物語世界は決して近未来の設定ではないですから)


"現実世界の人間が仮想空間に入りシステムと戦う"というプロットといえば
「マトリックス」を思い出します。
『トロン』が「マトリックス」にどの程度影響を与えたのかはわかりませんが、
そこかしこに、その萌芽が見られます。

ラスボス?(マスター・コントロール・プログラム)が、顔だけで表現されていたり、
システムの世界に取り込まれてしまった主人公が人間(ユーザー)であるためか、
救世主的な特別な力を持っていたり・・・。


フルCGで作られてる部分は意外と少なく、
モノクロで撮影したフィルムに着色したりと、いろいろ苦労はあったようですが、
それにしても30年前にこの世界観!やはり傑作だと思います。

システムを使っている人間(ユーザー)の"アバター"的なプログラムがシステムの中にもいて
助け合ったり(愛し合ったり?)するのは面白いですね。


ストーリー的には、後半あまり派手な動きがないので、やはり中盤のバトルシーン?
特にバイク(ライト・サイクル)のチェイス・シーンが山場ですね。


この場面だけでも改めて観る価値があった。



このスピード感!世界観!ワクワクします。


さ~て、次は「トロン・レガシー」です。期待外れでないといいのですが・・・