老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

95;嫌われる老人 好かれる老人

2017-05-13 01:29:42 | 老いの光影
金網の向こうに咲いている貧乏草

ご訪問いただき、ありがとうございます 

デイサービスや介護施設をご利用されている老人をみると
仲間や介護職員から
嫌われる老人 好かれる老人 がある
介護始めたころは
どの老人も同じ顔に見えてしまうが
つきあっていくうちに
それぞれの顏は味があり 
皺や白髪、禿から人生の重みを感じる

人間惚けると
その人の性格が浮き彫りにされる
つまりその人の心が
裸にされたような状態になる
老人になってから
嫌な性格を変えることは無難しい
その人が生きてきように 老いてゆく

嫁「いびり」をしてきた婆さん
性格がきつい人 いじわるな人 感謝の言葉が少ない人
そのような人が惚けたとき
表情が厳しく 言葉もきつく 感じてしまう
介護スタッフからの言葉かけも少なくなる?

だから 
老いてからは性格を変えるのは 
至難の業であるだけに
いまから
他者をに対し 施したり 
感謝の気持ちを言動で示すことが大切

好かれる老人は
穏やかな性格
「ありがとう」と何気なく感謝の言葉がでる人
よく気がつき 何気なく他者の面倒をみる人
社交的な人

最後にもう一言
惚けたら人間皆同じ
大学の教授 医師 社長 東大卒(帝国大学卒)であっても
惚けたら
肩書や地位は関係なくなり
惚けたら人間皆同じ
惚けた人は皆 いまに生きる人となり
人間のもつ優しさを失わずに
穏やかに逝きたいものだ



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