ホームにて
石川さゆりの歌ではないが
急行八甲田 懐かしく思い出すときがある
上野発夜行列車で
翌朝6時過ぎに青森駅に到着
今も貧乏に変りはないが
40年前の私は
駅弁を買う金はなく
家に着くまでは
喰わず飲まずであった
青森駅に着く前には
青函連絡船の乗船名簿を受け取る
3時間50分の船旅
11時過ぎ函館に到着
函館に着くと
「なんだか家に着いたような気持ち」になった
函館本線に乗り継ぎ
故郷に帰る
駅のホームは
人知れず
様々な出会いや別れがある
大都会の駅と錆びれた地方の駅では
ホームの風景は違う
歌の世界では
大都会から故郷に向かう歌の方が多いような気がする
「上野は俺らの心の駅だ」
集団就職列車で金の卵と言われ、都会に来た中学生
いまは老いた人になっている(あゝ上野駅)
「さようならあなた 私は帰ります」と
一人寂しく 上野発の夜行列車に乗る
冬のホームは寒いだけに
別離の傷は余計に滲みてくる(津軽海峡・冬景色)
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
きれいになった彼女をホームで見送る彼
これも別れの歌なのだろう(なごり雪)
大都会の駅が風景なのか
「赤いランプの終列車を見送るあなた」
別れせつないホームで手を振るのは彼女か(赤いランプの最終列車)
{大都会の駅}終電に間に合うかと何度も腕時計を見るあなた
ホームで手を見送る後ろ姿は寂しく映る
ホームでの見送り風景は
別離(わかれ)が多いのであろうか
石川さゆりの歌ではないが
急行八甲田 懐かしく思い出すときがある
上野発夜行列車で
翌朝6時過ぎに青森駅に到着
今も貧乏に変りはないが
40年前の私は
駅弁を買う金はなく
家に着くまでは
喰わず飲まずであった
青森駅に着く前には
青函連絡船の乗船名簿を受け取る
3時間50分の船旅
11時過ぎ函館に到着
函館に着くと
「なんだか家に着いたような気持ち」になった
函館本線に乗り継ぎ
故郷に帰る
駅のホームは
人知れず
様々な出会いや別れがある
大都会の駅と錆びれた地方の駅では
ホームの風景は違う
歌の世界では
大都会から故郷に向かう歌の方が多いような気がする
「上野は俺らの心の駅だ」
集団就職列車で金の卵と言われ、都会に来た中学生
いまは老いた人になっている(あゝ上野駅)
「さようならあなた 私は帰ります」と
一人寂しく 上野発の夜行列車に乗る
冬のホームは寒いだけに
別離の傷は余計に滲みてくる(津軽海峡・冬景色)
「東京で見る雪はこれが最後ね」と
きれいになった彼女をホームで見送る彼
これも別れの歌なのだろう(なごり雪)
大都会の駅が風景なのか
「赤いランプの終列車を見送るあなた」
別れせつないホームで手を振るのは彼女か(赤いランプの最終列車)
{大都会の駅}終電に間に合うかと何度も腕時計を見るあなた
ホームで手を見送る後ろ姿は寂しく映る
ホームでの見送り風景は
別離(わかれ)が多いのであろうか