・都会人は、驚くほど歩く。
田舎から出ていくと、履き慣れていない革靴なので足腰の負担がハンパない上に、せっかく来たのだからと頑張ってアチコチを散策する。2日間の一人散策、携帯電話の簡易歩数計でみると距離で20km超、時間で延べ6時間超となっていた。実質7割としてもすごい距離と時間。田舎でこんなに歩くことはない。足腰も家庭園芸とは異質の疲れ方をする。散策は別にしても駅の乗り降りや目的地までの歩きだけでもハンパないほど歩く。田舎は車社会、都会は公共交通&歩き社会だと痛感。人の流れがあるので速歩と遅歩を交互にする短時間で効果があるというウォーキングは無理としても、電車通勤している人は工夫次第で足腰を鍛錬できる環境にあると思った。
・風貌で勘違いされる街。
原宿では店の黒人男性から「ニーハオ」と挨拶された。残念ながら、彼等みたいに爆買いできるほどお金を持っていないのに。欧米人からすると、「アジア人は、みな同じような人相に見える」と聞いたことがあるので、彼等も勘違いしたのだろうと思いつつも、日本国内で中国人に間違われるとイヤな気分になる。
駅前のスモーキングエリアで生垣の縁に座り、タバコをくゆらしていたときのこと。二人の中年女性が近寄ってきて「〇〇線の乗り場は、どっちへ行ったらいいんですか」と聞かれた。聞いたこともない路線名だった。今度は東京の住人と勘違いされたみたい。「こちらも田舎から出てきたので・・・ でも、通りの向かいのビルに書いてある〇〇線乗り場、あそこと違いますか」 たまたま、目に入った看板がドンピシャだったようで、お礼まで言ってもらった。なぜか、誇らしげな気分になった。