録画したままだったNHK「ガッテン」をみた。
ビックリした。健康を維持するには「適度な運動」と「心の持ち方」が一番だと思っていた。最近の調査研究では、もっと大事なことがわかったらしい。
放送された内容がNHKのHPにも紹介されているが、自分でも頭を整理してみた。
ポイントは、「病気の原因となる免疫細胞の炎症を抑制すること」だった。
1.「人に親切にする」ことで、免疫細胞が変化する!
米国・カリフォルニア大学のスティーヴ教授が160人を対象に3グループに分け、1か月実験した結果からわかったという。
「①人に親切にする(通りがかりのお年寄りの荷物を持ってあげたり、友人にコーヒーを奢ってあげたりetc)」「②世の中の役に立つことをする(道端のゴミ拾いetc)」「③自分が嬉しいことをする(美味しい物を食べたり、好きなことをしたりetc)」の3グループで実験し、前後の血液分析から判ったとのこと。
録画をみてから、家内と「1日に3回以上、人に親切にする」ことを「心がけてみよう」と話し合った。これからは「肩を揉んで」と頼まなくても、「肩を揉ませて頂きましょうか」となるはずだが・・・
2.「寝たきりの危険度」は、「運動しているが人とのつながりがない人」よりも、「運動していないが人とのつながりがある人」の方が、断然、少ない!
柏市の高齢者5万人の調査でわかったという。「毎日、運動している人」よりも、「お茶飲んでいつも多くの人とおしゃべりしている人」の方が、寝たきりにならないという。女性の「おしゃべり好き」は、健康寿命や長寿とも関係しているのかもわからない。
録画を見て思った。今日の午後は週1回の「40分間の筋力体操」。この「ガッテン」を紹介し、体操中も体操終了後も、思いっきり「おしゃべり時間」を増やすことをすすめてみようと思っている。これも「人に親切にする」ことかも・・・
3.イギリス政府が孤独対策!
50歳以上の健康な6500人を7年間追跡調査した結果、「人とつながりのある人」と「そうでない人」で体に起きる炎症が異なることがわかったことを受け、政府が孤独対策に取り組んでいる最中だという。「政府が取り組む!」と知ってビックリ。
4.録画を見終わってから・・・
健康は「運動」と「心の持ち方」からという我が信条は、心身を良くすることはあっても悪くするはずがないから、今まで通りでエエやんか。
「人に親切にする」「人とのつながりを多くする」は、考えてみれば「青春クラブ」の世話役がその多くを担ってくれているし・・・家庭園芸や漬物作りで家族や知人に喜んでもらえることもあるし・・・あとは、その頻度を増やすことか・・・
そんなことを考えさせられた番組だった。