自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

マンサクと昆虫たち(続)

2013-02-01 | 昆虫と花

目を凝らして観察していると,ツマグロキンバエが一匹いました。複眼がくっ付いていることからオスと判別できます。

口吻を伸ばして,花にもぐり込んでいきます。花弁に脚先を置いて,脚場を確保します。鉤爪が効いているとみえます。じっと見ていると,確かに蜜を吸っている姿。一つの花が終わると,隣りの花に移っていきます。もちろん歩いて。レンズを近づけても,ちっとも警戒しません。まだまだ動きは鈍いようです。 

こうして塊りになった花一つひとつを順次訪れ,そこそこに蜜にありついている様子です。

そうこうしているうちに,そこを離れて別の花に移っていきました。今度は飛んで。

からだのあちこち,とくに脚には花粉がかなり付いています。この中にはマンサクの花粉も含まれているでしょう。花から花へと移動しながら,送粉の手伝いをずいぶんしているに違いありません。