12月20日(金)。
標高1000mの山の頂きに,薄っすらと積雪が見られる日が訪れました(下写真の矢印)。この日,雪は一日融けずに残っていました。寒いながらも,日中は日差しが強く,風が軟らかいなあという感じでした。
昼休み,いつものコースをウォーキングしました。途中,後ろから下校中の中学生が二人近づいて来たようです。わたしは気づかなかったのですが,追い越すときに,「こんにちは!」と元気のよい声をかけてくれたので,そうとわかりました。ほんとうに,気持ちのよい声で!
その瞬間,二人はわたしの方をチラッと振り返ったようです。たぶん,ふだん見かけない人が歩いているので「誰だろう」というぐらいの気持ちがあったのでしょう。それで,「アッ! おじさんや!」と声を上げました。「自然となかよしおじさんや!」 「わたしらの校長先生や!」「お久し振りです」ともいいました。
わたしは,「ほんとうにお久し振り! そのおじさんや。よく覚えていてくれたねぇ」と応えました。いちばんに“自然となかよしおじさん”と出てきたのがとくべつうれしかったですね。二人はくっきりわたしの記憶に残る,RさんとMさんでした。「中学校はたのしい」といいながら,受験を控えてほぼ受験校が決まったという話,小学校のときの話などいくつかのことを話してくれました。
つながりがある関係というものは人を温かくします。人と人がどこかで,なにかで,ふれ合うというのはこころに栄養を残してくれるものです。そんなわけで若い芽に,うんと応援したい気持ちが膨らみました。
日差しを浴びながらの立ち話。心地よいひとときが流れていきました。健やかに育つ中学生二人に再会して,さわやかな気持ちに浸れました。
のどかな田舎の道はいいものです。人も自然も,空気もゆったりしていて,それでチョット刺激的です。