自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

晩秋のフタホシヒラタアブ

2015-12-01 | ヒラタアブ

11月26日(木)。いつもの昼休みのウォーキング。相変わらずのマイペース。木枯らしが吹くなか,急がず,いたってゆっくりとした歩調。

ところどころでセイヨウタンポポが花を付けています。同じキク科のオオジシバリも,地面近くに黄色い花を付けています。これは季節外れ。道端の葉が枯れ始め,花がすくない季節,黄色はずいぶん目立ちます。遠くからでも,一目で花だとわかります。

昆虫にとってもそうらしく,セイヨウタンポポにフタホシヒラタアブが訪れ,花粉か蜜をペタペタと舐めていました。


腹部の黒紋様を見ると,それぞれ横方向の帯が独立していて,つながっていません。これはどうやらオスの特徴のようで,個体はオスだと判別してよさそう。

わたしが近づくと,気がついて花から離れました。しかし,その花が魅力あるらしく,去っていく様子はありません。すこしだけ離れて,そうしてまた戻ってきました。その行動ぶりは他のヒラタアブ同様です。


このヒラタアブは,冬に向かうなか,間もなく活動を終えるでしょう。