自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

シロツメクサにあるこの卵,なあに(1)

2020-06-16 | 昆虫

シロツメクサ群落でモンキチョウの卵を探していたときのこと。葉の裏に妙な卵が付いているのが目に飛び込んできました。「こんな卵があるわけがないけど……」と思いながら撮影しておきました。卵の中にはもう口が薄っすら。

 

この姿を見て浮かんだのがセスジスズメの卵。これまで何度か産卵と孵化を観察したものですから,当たっていないとも限りません。しかし,シロツメクサが幼虫の食草とは考えにくいのでどうも同定しがたく思われました。

それで,この際,孵化を見られたらわかるだろうと思い持ち帰ることに。といっても,そんなにうまく孵化が観察できるか自信はありません。ただ,幼虫が見られたらなんとかわかるだろうと思ったのでした。

夕方見ると,顎がくっきり。

 

深夜の撮影です。からだがはっきり。見覚えのあるセスジスズメの変化にそっくりです。

 

向きを変えて見ると,からだの収まり方が想像できます。ときどき顎が動きます。今にも孵化しそうな気もしますが……。

 

翌日幼虫の姿を確認できたら正体がわかるだろうと思い,結果は翌朝見ることに。

 


ジャガイモ栽培記(5)

2020-06-16 | ジャガイモ

キリギリスがのんびり。花弁でも食しているのでしょうか。

 

相変わらずツマグロキンバエが動き回っています。

 

ニジュウヤホシテントウはジャガイモの大敵です。これが発生すると葉が相当に傷みます。葯がこんなに窪んでいるのもテントウムシのせいでしょう。しかし考えてみると,移動していくことで受粉にすこしは貢献しているのかもしれません。

 

コアオハナムグリ。よく目にする訪問者です。

 

小さなハナバエが来ました。

 

別の個体も葯にとまっていました。

 

花から離れようとしません。

 

二匹のハナバエです。

 

ハナバエのかかわりはよくわかりません。ジャガイモの葯から花粉が吹きこぼれているならよく理解できますが,あまりそういう印象がないのです。送受粉にどんなふうに関係しているのでしょうか。

その他,クマバチやヒラタアブも目撃しました。しかし,撮影はできませんでした。