12月。寒さが一息ついたこの日,庭のキクの花にキタテハが飛来。二頭見かけました。ある作戦を立てて,至近距離からの撮影を試みました。
退化した前脚には毛がふさふさと生えています。
複眼表面に埃が。表面を覆う毛は埃が直接付着するのを防いでいることがよくわかります。
前横から撮りました。
毛は,拡大してみるとわかるのですが,個眼が並ぶその間から生えています。
反対側から撮りました。
超拡大で撮影。
複眼の中央辺りをトリミングしてみると,個眼の様子及び毛の生え方がよくわかります。
おしまいは真横からです。
キタテハは成虫越冬をします。冬でも暖かな日になると見かけることがありますが,めったにそういう機会に恵まれることはありません。枯葉に似た体色は枯葉にそっくり。見ても気づかないのでしょう。真冬にお目にかかれたら,「ほっ,ほーっ!」とうれしくなりそうです。