シリーズ前回の続きです。
同じ12月27日(水)。
午前7時47分。頭がすっぽり出て来ました。
午前7時56分。じつにゆっくりとした動きです。しかし,頭にピントを合わせることがとてもたいへん。
午前8時02分。
午前8時23分。からだがずいぶん出ました。頭にピントを合わせると,卵がぼんやりとしか写りません。接写なので已むをえません。
午前9時05分。殻からすっかり出て,その上にいます。
午前9時06分。ゆるやかに動きますが,位置はこのままです。
直後この姿勢のまま静止。その瞬間に全身と卵を写しました。これは複数枚の画像を合成しています。まったく動かなかったの期待どおりの画像が得られました。
殻を破りかけてから,ここまでじつに10時間が経過しています。冬季,気温が低いとこうまで変化が緩慢だということがわかります。それでも,冬にすこしでも幼虫で成長していれば春にさっさ羽化できます。これもこのガの成長戦略です。