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自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ガ,厳寒期の孵化(4)

2023-12-30 | 昆虫

シリーズ前回の続きです。

同じ12月27日(水)。

午前7時47分。頭がすっぽり出て来ました。

 

午前7時56分。じつにゆっくりとした動きです。しかし,頭にピントを合わせることがとてもたいへん。

 

午前8時02分。

 

午前8時23分。からだがずいぶん出ました。頭にピントを合わせると,卵がぼんやりとしか写りません。接写なので已むをえません。

 

午前9時05分。殻からすっかり出て,その上にいます。

 

午前9時06分。ゆるやかに動きますが,位置はこのままです。

 

直後この姿勢のまま静止。その瞬間に全身と卵を写しました。これは複数枚の画像を合成しています。まったく動かなかったの期待どおりの画像が得られました。

 

殻を破りかけてから,ここまでじつに10時間が経過しています。冬季,気温が低いとこうまで変化が緩慢だということがわかります。それでも,冬にすこしでも幼虫で成長していれば春にさっさ羽化できます。これもこのガの成長戦略です。