キャベツやらブロッコリーやらの葉に,ガが卵を産み付けています。秋の終わりに,ナスの葉で見かけたウワバの卵に着目。それを本記事に取り上げてシリーズとして変化を追ってみようとしたのですが,ことごとく孵化には至りませんでした。そのため,シリーズは展開できないまま終息。わたしの気持ちは不燃焼のままに終わったのでした。
ところが,つい先日キャベツの葉裏を見たら,よく似た卵が付いていました。じつにあちこちに。おまけに葉表にも! 厳冬なのに,孵化するのだろうかと思ってみていくうちに,孵化間近な卵があちこちにいくつも。これにはびっくり。でも考えてみると,孵化することを前提にして産付された卵なのです。たぶん,ウワバのなかまの卵だと思われます。
今度こそ孵化を見届けなくては,という気持ちです。ずいぶん寒いので,変化は遅いなあという感じ。
12月23日(土)。
小さな葉の裏側に二つ。真っ白です。
口がすこしだけ薄っすらと見えています。
この卵では,口の形も側単眼もわかります。
この卵は頭部がくっきり。卵のサイズは直径0.67mm。葉の表面の散らばっているものは,姿から見てたぶん気孔でしょう。画角及び卵のサイズから計算してみると,直径が0.06mmです。気孔のサイズに当てはまります。それが窮屈に並んでいます。
カメラのレンズをとおしてこんなことまで見えてくるとは!