ショウリョウバッタのオスを見かけました。
強めの西日を受け,輪郭がくっきり。
うれしいことに正面からも撮らせてもらえました。
頭部全体が入るようにして近接撮影。スマートな頭部に目と口吻がどっかり居座っています。
バッタの季節が終わりに近づいてきました。
ショウリョウバッタのオスを見かけました。
強めの西日を受け,輪郭がくっきり。
うれしいことに正面からも撮らせてもらえました。
頭部全体が入るようにして近接撮影。スマートな頭部に目と口吻がどっかり居座っています。
バッタの季節が終わりに近づいてきました。
仕事場の玄関先でトゲナナフシを見かけました。ここではそうめずらしいことではなく,度々見かけます。
今,集中して「昆虫の頭・顔」撮影に努めているので,これも撮っておくことに。この風貌は一度見たらぜったい忘れられないでしょう。群を抜くユニークさ。世にもふしぎな風貌に見えます。
しきりに口元を動かしています。
反対側からも。
正面からも。鬼瓦に見えて来ました。
複眼が入るようにカメラ位置を考えて。
このように迫ると,いったい何という虫か,わかりづらくなります。
とにかくユニークな風貌です。
畑にて。
キャベツを覆ったネット内で小型のハエがが一晩を過ごしたようで,朝,内側でじっとしたまま。イエバエのなかまでしょう。よく見ると,からだ中が朝露だらけ。自然という厳しい環境下で生きる姿の典型でしょう。
気温が低くてからだが動かないことが幸い,さっそく接写を試みました。
複眼を構成する個眼一つひとつに微細毛が生えています。それが密生する様子には意外性があります。毛の先に付着した水玉を見ると,微細毛の役目が見えて来ます。
真正面から見ました。頭部はすっぽり眼で包まれた感じです。視覚と嗅覚と味覚,これらがハエのいのちの司令塔。
そんな雰囲気が伝わってきます。
この海岸のあちこちに,コマツヨイグサの花が咲いていました。コマツヨイグサが小さな群落をつくっているのです。
同じ背景なのは,レンズの影が写り込まないようにするためです。逆光とか半逆光にするのが最適です。これは接写の必須条件。
オナモミと同居。時期をずらして共存しているのです。
「接写なら蕊を入れて撮らなくちゃ」。と思って,一枚パチリ。
秋の雰囲気が漂っているでしょうか。
11月18日(水)。早朝,レモンの収穫に畑へ。
今年は,というか,今年も,というか,レモンがたくさん生っています。三本木を植えているので,ある木は生らなくても別の木には実が生る,という感じで,だいたいうまく結実しているように思います。
農薬は一切使いません。それで健康果実と自信をもっていえます。たくさん生っても自家消費は無理です。ほとんどを知人や親戚にプレゼントをしてきました。ことしもそうなります。
今年は三本中二本がしっかり実を付けています。うれしいことに,大きさはほぼ揃っていて,大きいものばかりなのです。贈り主としては自然に感謝するばかり。
下写真は若木で,高さが2mほどです。三方向から撮りました。
今日プレゼントする分だけ収穫しました。収穫しながら,木は相当に疲れているだろうなと思いました。年を越してからお礼肥をしっかりしないと……。
ハマニガナの花を探していると,一つの花にフタホシヒラタアブがいるのが目にとまりました。それで近づきました。「よし,よし」。そんな感じでレンズを近づけていきました。ところが不用意だったようで逃げられてしまいました。惜しい!
ヒラタアブの行方を追うと,近くの花に降りて花粉を舐め始めました。「今度こそ!」。慎重にレンズを向けました。かろうじて浜辺もわずかに入る構図が得られました。晴れた日,接写をする際はレンズの影が写り込まないようにするのがたいへんなのです。
ヒラタアブはこちらにはまったく気づいていません。食餌をしながらからだを動かしています。お気に入りの味のようです。
向こう向きになったとき,フタホシヒラタアブ特有の腹部模様が見えました。
花一つにこれだけ集中してくれれば,写す方としても落ち着いて対応できます。ありがたいひとときでした。
一カ月も経つと,オナモミもずいぶん姿を変えています。通りかかられた方がこうおっしゃいました。「潮風に当たってどんどん枯れていくんや」。
ゆっくり熟していく実です。色の変化が見えます。わたしは,こういう姿が大好きです。
実が落ちて,来春,芽生える種があるはず。オナモミ,いのちの締めくくりの風景です。
浜辺の匂いは飽きることがなさそう。もっともっとここにいたいと思ったのですから。
果樹園のカキの木をネットで覆っています。実がカラスの害に遭うからです。この日,実の収穫に行くと,中にルリタテハがいました。
これはルリタテハがカキの果汁を求めてやって来たからでしょう。タテハチョウのなかまがカキの汁を吸うのはよく知られた話。ここでもよく目撃します。
翅を閉じたときの色が,マアなんと樹皮によく似たこと。これは擬態の典型です。
翅を開きかけると,瑠璃色の表側が見えてきました。
すっかり開き終えると,みごとな色が輝いて見えました。
思いがけない出合いでした。この成虫はこの姿のまま冬を越します。
一カ月前に訪れて印象深かった日本海側の海辺に再び行きました。もっとも,これには訳があって,一人の亡き登山家を記念する資料館を訪ねる旅でもあったのです。
昼は手作り弁当を浜辺で食べ,目の前に広がる海を眺めて目の保養。前とは打って変わって静かな海でした。はるかかなた水平線を行く船が見えました。ほんとうに点のようで,それが右に,左に動くのがかろうじてわかる程度です。静かな海は気持ちを安らげます。
さて,さっそくハマニガナの撮影に。その前にニガナの味覚を確認。海辺の味わいあり,です。
小さなハエの姿はなし。花の後にもう綿毛が。
あちこちに綿毛。キク科植物らしいすがたです。
穏やかな浜辺で花をいっぱいに開くハマニガナ。
小さなハナバエがやっと見つかりました。寒くなると,昆虫のすがたが激減。
晴れ渡る空の下,日を浴びて咲くハマニガナ。それを観察・撮影するのはじつにたのしいことでした。
サクラの切り株でアキアカネが休憩中。すっかり安心し切っているようで,じっとしたまま。それだけ注意深くレンズを近づけます。翅先はレンズに触れるほどです。後方の葉の間に,ずっと遠くの山がわずかに見えます。
空の青さを入れたくて,カメラ位置を右にずらしました。翅先はレンズに触れています。左に見える木はソメイヨシノです。株の切り口が下の方なので,遠景を写し込むことができません。そこが惜しいところ。この下は谷川が流れているのです。
秋の今はアキアカネにとってもっとも活動的な時期。まだまだすてきな場面に出合えそう。