コナラの葉に赤い体色の昆虫がいました。見ると,アカサシガメです。
サシガメの吻をなんとかリアルに撮りたいと思い,持ち帰りました。そして,撮影です。リアルさを表現するには,深度合成が最適です。とはいえ,実際にやってみると,もうこれはたいへん。触覚が動くやら吻先が動くやら,難儀極まりました。複数の画像を合成するので,わずかな動きが災いします。もちろん,このいい方は身勝手な理屈にすぎません。
こんなわけで,サシガメがまだ目覚めていないと思われる早朝に撮ることにしました。それでも,振動を与えたらいけません。与えなくても,フラッシュだけでも気づかれるようなので,結局撮影に要した日数は数日となりました。そんな中から,まあなんとか合格点がいただけるだろうと思われる画像をいくつか選んでアップします。
この吻先を獲物に刺して体液を吸うのです。とにかく派手な色合い,出で立ちに見えます。
顔だけトリミングしました。
身近でも自然界はふしぎでいっぱい。