ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

台湾南西部紀行 阿里山 観星園生態民宿編 その2/コシジロムシクイ カヤノボリ ヒメオウチュウ ハチクマ

2024-11-05 | 台湾
2羽(ペア?)のヒメオウチュウ 2024年7月4日 台湾 南投県

7月4日早朝、宿周辺を鳥好きのご主人が案内してくれます。現れたのは阿里山玉山公園でもお目にかかったコシジロムシクイ(Rufous-faced Warbler)。複数羽が辺りをチョロチョロ。こちらは、喉元が白いので、幼鳥です。
成鳥は喉に黒斑があり、頭頂も黒いです。同じ所に止まってくれたので、しっかりカメラに収めることが出来ました。
宿の敷地を一回りした後は、車の荷台に乗って、裏山に登って行きます。かつてはお茶畑だった少し開けた所で、鳥見です。猛禽が横切って行きましたが、ハチクマ(Oriental Honey-Buzzard)でした。日本ではお目にかかった事のない模様だなと思いました。黒い部分が随分と濃い黒。
藪の中でチメドリ類が囀っていますが、全然撮らせてくれない! 一方、枝上に止まるカヤノボリ(Collard Finchbill)は撮りやすい。
2羽の黒光りする鳥が登場、ヒメオウチュウ(Bronzed Drongo)でした。やっと新しいのが出てくれたと喜んでカメラを向けます。随分とメタリックですね。
更に近くに2羽で移動、ペアでしょうか。
左の個体の全身が見える様になる前に飛んでいってしまいました。
そろそろ朝食の時間なので、裏山を撤収。朝食をいただいた後、宿を後にして、平地のポイントに移動しました。高雄市内の公園、近くの農場公園など、台湾の最終篇になります。

次回は地元に戻って、エゾビタキの飛び出しシーンをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山 観星園生態民宿編 その1/サンケイ キバラシジュウカラ クロヒヨドリ

2024-11-02 | 台湾
サンケイ♂ 2024年7月3日 台湾 南投県

7月3日午後、涼しい阿里山での探鳥を終えて、山を降り、本日の宿である観星園生態民宿に到着。ここのご主人が、宿の後ろの山中にブラインドを設置して、台湾固有種のサンケイ(Swinhoe's Pheasant)を観察できるようにしているとの事。早速、急な山道をトラックの荷台に乗せられて出発。暗い森の中の大型のブラインドに潜り込んで、息を凝らして待っていると程なくして、サンケイの♂が森の奥から静かに歩みながら現れて来ました。おおっ!美しい!紺色の金属色に輝く羽と白い尾羽のコントラストが素晴らしい。しかし、天気も今一なせいかとにかく暗い!ギリギリのシャッタースピードで対応します。しばらく滞在した後、ゆっくりと森の奥へ。1時間半後再登場ですが、さらに暗くなっています。
白い冠羽は立てていませんでしたが、その見事な姿に感激しました。他にもミヤマテッケイに期待しましたが、サッパリ。現れたのはサンケイ♂のみでした。小鳥類も声のみ。
夕刻さらに暗くなって、ブラインドを後にして、宿に戻りました。茜色に染まった空が綺麗でした。
夜は宿周りで、オオコノハズク(Collared Scops-Owl)の探索。声はすれどちゃんとした写真に収めることが出来ませんでした。亜種ということですが、随分違うので、将来、違う種類になるのではないかと思われます。他にもタイワンコノハズク(Mountain Scops-Owl)、アオバズク(Northern Boobook)の声を遠くに聞きましたが、近くには来てくれませんでした。
翌朝は朝食前に宿の敷地内を早朝探鳥。先ずはキバラシジュウカラ(Green-backed Tit)。
クロヒヨドリ(Black Bulbul)も電線止まりでしたが、近距離で撮らせてくれました。
夜明け前にはルリチョウが大きな声で囀っていましたが、姿は見せてくれませんでした。宿周りには鳥が多く、楽しめました。

次回はこの続きで、コシジロムシクイと裏山に出掛けた会ったヒメオウチュウなどをアップする予定です。ご覧いただき有難う御座います。

コサメビタキ エゾビタキ サメビタキ(ヒタキ3兄弟)/岡山県

2024-10-30 | 中国地方
色づいた桜をバックにしたサメビタキ 2024年10月2日 岡山県新見市

10月2日午前、ソバノビで気を良くして、近くの桜の森公園に寄ってみました。案の定サクラの木にヒタキ類が集まってフライキャッチを繰り返し、短い時間でしたが、タップリ撮らせてもらいました。しかも、サメビタキもいて、ヒタキ3兄弟のそろい踏みでした。
まず出迎えてくれたのは、コサメビタキ。正面顔だと頭冠部が少しアフロな感じで面白いです。
一番多くいたのは、やはりエゾビタキ。場所をめぐって、よく追い掛け合いをしていました。サクラの色づいた葉をバックにしてちょっと季節感も出ます。
飛び出しシーンを沢山撮らせてもらったので、改めてアップします。
後ろがしっかり抜けた所に止まってくれました。
そろそろおしまいにしなければならない時になって、おやっ?色の濃いのがいると見ると、サメビタキでした。いい感じで色づいたサクラをバックにしてくれました。
サメビタキでも飛び出しを撮りたかったのですが、時間がなくて、断念。
沢山撮れたエゾビタキの飛び出しシーンを改めてアップします。
ヒデびたきさんも居たのでヒタキ4兄弟ですねといってくださる方がいて、なるほど!と喜んで、ヒタキ4兄弟(年齢的には孫になりますけどね)のそろい踏みとさせていただきます。

次回は台湾シリーズに戻って、阿里山中腹でのサンケイなどをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。

ノビタキ(そばの花と) 紫金山アトラス彗星/岡山県

2024-10-27 | 中国地方
ソバノビ(そばの花とノビタキ) 2024年10月2日 岡山県新見市

10月2日午前、撮りたいと思っていたソバノビを何とか物にすることが出来ました。ノビタキが遠くて、満足いく物ではありませんが、初めてなので、まあ良しとします。東京に在住中に撮る機会はなく、心残りでした。長野県に比べれば少ないですが、ここ岡山でも蕎麦畑はあるので何とかなるだろうと軽く考えていました。ところが、岡山の鳥友さんに撮った覚えがないようで、ポイントがあるのかわかりませんでした。新聞記事に隣市の高原の蕎麦畑が出ていたので、3年前から行ってみましたが、サッパリ。県北の蕎麦畑にも出かけても見ましたが、空振り。そして4年目の今季、9月末からノビタキ飛来情報が出て来た10月2日に隣市の蕎麦畑にダメ元で寄ってみました。すると、例年10月になるとそばの花はほぼ終わっているのに、まだしっかり咲いています。しかもノビタキがいるではありませんか、やっと自身初のソバノビを手にすることが出来ました。しかし、警戒心の強いノビタキのこと、車中でしばらく待ちましたが、遠景ばかりの結果となりました。
地球温暖化による猛暑のせいで、彼岸花の開花が大幅に遅れていましたが、蕎麦も同様に遅れたので、ノビタキの飛来が間に合ったのかもしれず、ちょっと複雑な気持ち。

話題だった紫金山アトラス彗星、お天気に恵まれず、空には雲ばかり。やっと晴れ予報の出た10月20日、朝には晴れていたのに空には厚い雲。ええっ!と困りましたが、町内の高い暗い場所で、待機することに。すると奇跡的に雲間に星が見えます。探すと長い尾をたなびかせた彗星が見つかりました。雲の間ですが、何とかカメラに収める事が出来ました。雲も景色になってそれはそれで良いかと、自己満足。30mm(露出30秒)と75mm(露出10秒)での撮影です。

次回はこの後、近くの桜の森公園で、ヒタキ3兄弟が揃ってくれたので、それをアップしたいと思います。その後台湾シリーズに戻ります。ご覧いただき有難う御座います。

台湾南西部紀行 阿里山編 その6/アリサンヒタキ ホシガラス キンバネガビチョウ

2024-10-24 | 台湾
台湾固有種のアリサンヒタキ♂  2024年7月3日 台湾 阿里山 玉山国家公園

7月3日午後(阿里山編の最終章);食堂を離れて、駐車場付近を探索、アリサンヒタキ(Collard Bush-Robin)の囀りがするので、探すと、眼下に全身の見えるアリサンヒタキ♂がいます!ワォッ!と興奮しながら撮りまくります。ちょっとゴチャとしていますが、緑バックで、嬉しかったですね。白い眉斑がちょっと気難しげな坊やといった感じです。
しばしこの位置にいてくれました。
頭上で嗄れた声がするので、見るとホシガラス(Eurasian Nutcracker)でした。日本のホシガラスと同種ですが、ちょっと茶色味が強いように見えます。でも、やっぱり同じ、声も同じでした。
アリサンヒタキは少し場所を変えて、後ろすっきりした場所に移動。
それにしても細くて、長い眉斑ですね。なんかカッコイイ!
アリサンヒタキは流石にどこかに行ってしまいましたが、ホシガラスはまだウロウロしているので、こちらにカメラを向けます。
松の木に止まっていますが、やっぱり松の実を食しているでしょうね。きっと。
パン屑を食していたキンバネガビチョウ(White-whiskered Laughingthrush)と思われる個体が出て来ました。
パン屑をもらっていたと思しきキンバネガビチョウは本当に近くて、せっかくなので、スマホに収めてみました。
他にはミヤマウグイス(Yellow-bellied Bush-Warbler)もいたのですが、枝の隙間から何とか写っただけでした。
鳴き声は忘れましたが、ホーホケキョッではなかったと思います。

これで、阿里山編は終了で、次の目的地は山を降りて標高800mぐらいの観星園生態民宿で、サンケイ狙いです。下界よりは涼しかったですが、阿里山に比べると暑い!もっと涼しいお山に居たかったなあ〜。
次回は地元の季節の鳥で、遠かったですが、初めて撮れたソバノビをアップしたいと思います。ご覧いただき有難う御座います。