ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

キマユホオジロ コホオアカ マミジロ ノジコ オオルリ 飛島遠征/後編

2017-05-04 | 東北地方

飛島遠征(後編)5月4日午後、昼食後、四谷でキマユムシクイを写真に収めましたが、鮮明ではなかったからか整理中に誤って消去、ショック。展望台では海に浮かぶ夏羽のオオハムを観察し、畑を巡ります。夕刻、校庭に戻る直前に道端の黒い鳥にカメラを向けている方がいるので、そっと近づくとマミジロ♂でした。


校庭に戻ると、カラフトムジセッカが校庭で動き回っていました。花(ツルギキョウ)の間にいた時に何とかシャッターが間に合いました。



キマユホオジロも校庭にやって来ています。例によってツアーの仲間が帰った後、粘っているといつの間にか後ろの方に移動しているのを近くのバーダーが発見。わりと近くに来てくれました。おまけに枝止まりの嬉しい写真をゲットしました。



アオジはたくさんいて、中に亜種シベリアアオジが混じっています。♂はわかりやすいのですが、♀ではないかと思われる個体です。腹等に黄色味がありません。

翌朝、最終日の5月5日も朝5時過ぎにポイントの校庭に到着。サービスのいいノジコが餌取りに夢中なのか足元まで近づいてくれました。


校庭を後にし、間近に聞こえるシマゴマの囀りを聴きながら進み、水飲み場のポイントでコマドリ♀とカラスバトをちら見した後、ポイントの避難所に向いました。するとオオルリが目の前にいます。光を浴びて、瑠璃色が輝きます。

避難所に到着すると何とそこには、キマユホオジロとコホオアカが並んで採餌しています。信じられないシーンです。これが飛島なんだと感動。飛島での探鳥の締めくくりです。


飛島遠征も終わり船に乗り込み島を後にしました。無風状態のせいかオオミズナギドリが海面を低く飛び、帰りの船でも楽しませてくれました。

オガワコマドリ キマユホオジロ カラフトムジセッカ オオルリ等 飛島遠征/前編

2017-05-03 | 東北地方
春の渡り鳥を求めて、5月2日〜5日までYB社の湯の瀬温泉/飛島ツアーに行ってきました。

春先が寒かったせいなのか、飛島にまだ鳥たちが大挙してやって来てないようだとのことでしたが、それでも確認できた離島らしい鳥たちは、オガワコマドリ、シマゴマ(声のみ)、ムギマキ、キマユホオジロ、ノジコ、カラフトムジセッカ、キマユムシクイ、コホオアカ、亜種チョウセンウグイス。加えて、サンショウクイ、オオルリ、キビタキ、マミジロ、ノゴマ、ノビタキ、エゾムシクイ、オオハム等で航路を含めた飛島で73種。ヤマセミ、オオアカゲラ等の湯の瀬温泉を加えた87種を記録しました。この内3種がライファーでした。
5月3日9時に酒田港を出港、75分の船旅で少ないながらオオミズナギドリ、ウトウ等を観察した後、勝浦に入港。宿に荷物を置いた後、早速、最初のポイント校庭に。既に多くのバーダーが陣取っています。校庭にいくつもの鳥達が降り立っていますが、その中にオガワコマドリ、いきなりライファーです。喉の青色がない若鳥でしょうか。他にノゴマ、ノビタキ、カシラダカ等。


校庭を後にし、次のポイントに向う途中の森の中から、コマドリによく似た少し元気のない尻下がりの囀りが聞こえてきます。シマゴマだとガイドの中野さんが教えてくださいます。さらに歩いて、畑に出ると、目の前のクイの上にキビタキ、飛んでも長旅でお疲れなのか、近くの木に止まります。


津波からの避難路沿いのダムに降りると、エゾムシクイ。初めて写真に収めることができました。

観察していると、コサメビタキが盛んにフライキャッチングしている中、サンショウクイが登場。


夕刻、夕食まで多少時間があるので、一人で、再び校庭に出かけると、木々の間を移動しているウグイスにカメラが向けられています。少し、ウグイスとは違うようなので、カメラに収めて、中野さんに同定をお願いすると、鼻先に少し赤みがある亜種チョウセンウグイスとのこと。


翌5月4日は朝5時に宿を出発。島の西の崖にハヤブサ。何かわかりませんが、獲物の鳥を掴んでいます。東側の展望台からもハヤブサ。上から見下ろすように撮ることができました。


道を進んで畑に出ると、遂にキマユホオジロ登場。眉斑の黄色が鮮やかです。

一旦、宿に戻って、朝食後、校庭に向うと、オガワコマドリ、ノゴマに加えて、ノジコが加わっていました。そして、初めての出会いとなるカラフトムシクイが盛んに動き回って、時折囀りを聴かせてくれます。

道を進んで行くと昨日はあまり目にしなかったオオルリが至近距離に止まっています。昨夜にやって来たのでしょうか。