6月19日〜20日サロベツを離れて、稚内港から利尻島に向かいました。朝一番のフェリーに乗り込み、海鳥ウォッチングを試みましたが、時折、ウトウが見えるのみで収穫無しでした。
到着後、まず、利尻山北麓に向かい、山に入るとあちらこちらから、コマドリの声。数は多いのですが、姿を見るのは、至難の技。残念ながら、アップできる写真は撮れませんでした。遠くからクマゲラの声が聞こえるなーと思いながら、給餌中のアカゲラを見ていると、通りがかった自然観察ツアーのガイドの方がクマゲラを見たとのことで、親切に教えていただいた場所に急行して、待っていると、メスがやってきました。ヒナの声も聞こえてきますが、最初、巣はわかりませんでした。
メスが去って、ある枯れ木をふと見ると、ちょっと不自然な枝が見えます。双眼鏡で詳しく見ると、なんとヒナの嘴で、続いて、頭がスーと出てきました。巣穴は道から見えにく方に向いていたようです。運のいいことに巣の場所まで、わかったので、離れて待っていると、お腹が空いているのか、ヒナが巣穴からよく顔を出します。もうかなり大きく、巣立ちは間近のようです。しばらくすると、♂がやって来て給餌を始めました。
すると♀もやって来て、両親とヒナ2羽のクマゲラ一家の集合写真が撮れました。