ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

佐渡島紀行2021年5月 その2 トキ 〜捕まえたのはミミズ〜

2021-05-30 | 中部地方
トキ 5月7日佐渡市

5月7日:野生復帰が進んでいると言っても四百数十羽ですので、広い佐渡島のどこにでもいるという訳ではない様で、野生のトキには簡単に会えませんが、3日目にしてだいぶ様子がわかって来たので、早朝に人々が活動する前に森と隣接している田んぼを回ってみる事にしました。昨日より早起きし、まずはトキのテラスから夜明けを待ちました。両津湾の方から日の出ですが、今日は曇り空。
寝ぐら立ちが少しは見えるかと期待しましたが、サギ類の寝ぐら立ちを見送るだけでした。トキの寝ぐら立ちはまだ暗い内に行っているのかもしれません。そこで、人気のない近くの田んぼを巡ってみました。すると田んぼの畔で草束をくわえているトキに遭遇。巣材とするのでしょうか、かなりの量をくわえて‥‥
飛び立ちそうな雰囲気がします。
やっぱり!、くわえて飛んで行きました。
翼裏側の朱鷺色が鮮やかです。
車からと言ってもやはり警戒心の強いトキの事、出会い頭に飛び立たれてしまうことが数回ありましたが、田んぼの端っこで採食中のトキが見つかりました。足に大きな足輪(49と読めます)をつけています。
採餌シーンが見られるのでは期待していると‥‥
田んぼの端に沿って歩いて来て‥‥
何か細長いものを捕まえました。ドジョウかな?と思ってよく見るとミミズでした。
摘み上げ、口元に放り上げて‥‥
ゴクリと飲み込みます。
田んぼの端に沿ってどんどん近づいて来てくれて、しっかり観察することが出来ました。幸い天気は曇り空で、写真には条件が良く、人も活動前でゆっくり見ることが出来ました。

次回はこの続きで、もう一度ミミズの採餌シーンと田んぼにいたノスリ、キジ等もアップする予定で、トキシリーズ最終版です。ご覧いただき有り難うございます。