ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年2月 パンガー湾国立公園編 その2/マングローブヤイロチョウ チャガシラハチクイ オニカッコウ等

2024-04-19 | タイ
マングローブヤイロチョウ 2024年2月27日 タイ王国 パンガー湾

(初日続き)チャバネコウハシショウビンにたっぷり遊んでもらい、公園内を少し歩き始めるとそこかしこに野鳥がいます。さすが熱帯、といっても高い枝の上だったり、茂みの中などそう簡単に姿は見せてくれません。
こちらは頬に白い筋が見えるミミジロヒヨドリ(Streak-eared Bulbul)。ヒヨドリ類は繁栄しているようで、遠征中に10種類程遭遇できました。
ツバメが飛び交っています。コシアカツバメを赤茶色に濃く染めたようなマラヤコイシアカツバメ(Rufous-bellied Swallow)、オオコシアカツバメとの話もありましたが、図鑑やeBirdで照合して、これにしました。
他に飛び交っていたツバメはリュウキュウツバメ(Pacific Swallow)でした。ただのツバメもいましたが、南西諸島と同様にこちらをよく見かけました。
高い枝の上にハチクイがいました。頭に茶色の頭巾をかぶったようなチャガシラハチクイ(Chestnut-headed Bee-eater)でした。ここでは普通種のハチクイのようです。
そして、今日の最大のお目当てをマングローブ林で探すと素晴らしく目の良い運転手さんが簡単に見つけてくれました。あそこにいるよと教えてもらうのですが、どこにいるのか中々分からない。それでも何とか発見!遠かったですが、日本のヤイロチョウによく似ています。鳴き声もそっくりで、非常に近縁種なんでしょうね。
ゴチャゴチャの枝の隙間から見るのは大変でしたが、飛び移ってもあまり遠くにいかず、しばし遊んでくれました。
戻るとチャガシラハチクイが比較的低い位置で獲物を探しています。
コーエル!コーエル!と聞こえる大きな声がするのですが、姿が見つからない。皆で散々探して、やっと見つかったのは鳴き声(Koel)がそのまま英名になったオニカッコウ(Asian Koel)でした。大きな鳥なのですが、木の茂みの中にいると意外に見つからないのです。ここタイをはじめとして東南アジアに沢山いるようで、行く先々で、「コーエル!」の声を聞きました。カッコウと名がつくように、他の鳥へ托卵する習性を持っているようです。体がでかいので、相手もムクドリ、カラスなどに托卵するようです。
こちらも普通種のシキチョウ(Oriental Magpie Robin)ですが、声も姿も良いです。よく囀っているのですが、以外に見つけにくい。
狙いの鳥がしっかり見えたので、少し奥に入って、マングローブ林の中を探索することになりました。

次回は、マングローブの森で出会ったクロアカヒロハシやお馴染みのアカショウビン、バンケンモドキなどをアップする予定です。ご覧いただきありがとうございます。