ヒデびたきの野鳥紀行 〜野鳥を求めて北海道から沖縄まで〜

鳥名「森の下のヒデびたき」が野鳥を求めて近隣から、遠方まで出掛けて収めた写真をおよそ3日に1度のペースで掲載します。

タイ南部紀行2024年2月 ラチャプラパダム湖編 その1/コウハシショウビン シロハラウミワシ ムジサイチョウ チャイロカッコウハヤブサ等

2024-06-09 | タイ
コウハシショウビン 2024年2月29日 タイ王国ラチャプラパダム湖

タイ南部での鳥見第3日目の2月29日はカオソック国立公園内にあるラチャプラパダム湖を小舟でクルージングしながら探していくという事で、どんな感じになるのだろうと期待してしまいます。宿を早朝に出て、町の食堂で先ずは朝食です。お店の前の通りの街路樹の花が咲き誇って綺麗でした。1本の木ですが、色の違った花が咲き面白いです。
ラチャプラパダム湖は石灰岩質の山塊をダムで堰き止めて出来た人口のダム湖ですが、奇岩が立ち並ぶ地形が複雑なせいか入り組んだ入江が多数出来て、そのなかなかの景観のため一大観光地になっている様です。さて、港にはクルージング用の小舟が多数停泊しています。これが我々が乗り組む舟で、2台用意してくれています。
こんな感じで、湖の中を進んでいきます。
山水画を思わせる奇岩が立ち並び、中々の絶景です。景色だけでも十分楽しめます。
しかし、鳥の方は今一つ。やっと出てくれたのは、ムジサイチョウ(Bushy-crested Hornbill)、3羽並んでいますが、遠い!嘴の黒いのが♂、白いのが♀で、家族なのかもしれません。
飛び出して‥‥
上空を通過して行きました。
こちらはシロガシラトビ(Brahminy Kite)何度もお目にかかっていますが、ここでも出てくれました。割と近かった。
さらに近づくと、やっぱり、飛び出し。
風切羽の先端部が長いですね。
続いて、大きなワシがいました。シロハラウミワシ(White-bellied Sea Eagle)です。近くを通ると飛び出してくれるかと思いきや、全く我関せずでした。やっぱり大物。
ミナミカンムリワシ(Crested Serpent Eagle)が飛んでいましたが、ちょっと遠い。
やっと期待していたショウビン類がいました。コウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)でした。背中の青色が鮮やかで、赤い大きな嘴が印象的です。しかし、遠い!
近づくと‥‥
やはり飛び出してしまいました。何とか追尾しましたが、遠いせいか、背景にフォーカスを持っていかれますね。飛んだ時の青い翼がいいです。
猛禽が接近して来て、上空を通過して行きました。ツミによく似ていますが、チャイロカッコウハヤブサ(Jerdon's Baza)だそうで、ここでは、割とレアな種類だそうです。和名にハヤブサとついていますが、ハヤブサではないですよね。ハイタカ類だと思いますけどね。
期待が大きかったせいか、ちょっと鳥の出は今一つに感じますが、まだまだ広大なダム湖なので、これからに期待したい。

次回はこの続きで、ダム湖でのクルージング鳥見です。ご覧いただき有り難う御座います。