毎日様々な事件が起こります。
新聞やテレビのニュースで見たとき、それが「世の中で起きた大変な出来事」という認識はあっても、正直なところ実感としてはあまり迫ってきません。
秋葉原の事件。
オタクでは無いけれど(って自分が思っているだけ?)、秋葉原は昔から良く行く町です。
お仕事の取引先の会社もありますし、訪れる回数も渋谷や原宿に比べたら、圧倒的に多いです。
事件の数日前にも、現場の交差点を通りました。
それでも、「あの場所で大きな事件が起こったのだ」という客観的な見方しかしていませんでした。
(それは、幸いなことに身近な人の中に「被害者」になった人がいないからだと思いますが、でも、それは”たまたま”または”運が良かった”ということだけなのですけれど...)
今日届いた会社員時代の先輩からのメールに
「秋葉原の事件で亡くなられた被害者の一人が高校の時の同級生だったんです。」
と書かれていました。
続く文章には、特に親しいわけでは無かったそうですが、私たちが報道で知り得ない、その人の「実像」を知っている先輩の、驚きと無念さが綴られていました。
そのメールを読んでから、事件が一気に実感として迫ってきました。
事件は紙面や画面野中で起きているのではなく、身近なところで起きているのです。