ひでんかの”雅でない”日々

庶民の"ひでんか"の日々はちっとも雅じゃないけれど、いろんな人達と楽しい毎日を過ごしています

祈り

2013-03-02 18:06:00 | ひでんかの「日々の徒然」

昨日、1本の電話がかかってきました。
相手は会社員(part2)時代の上司の奥様。

「突然のお電話で申し訳ありません。
実は主人が先月、脳梗塞で病院に運ばれて、今も意識不明です」
本当に突然の話で、聞いた瞬間は誰のことなのか、一瞬、どなたと話をしているのか分からなくなってしまいました。

たいへんお世話になった方で、会社ではモチロンのこと、しんのうクンが生まれたときには、ご自宅で使わなくなったチャイルドシートやおもちゃを頂いたりしたこともあります。
会社を辞めてからも、時々連絡は取っていたのですが、ここ何年かは年賀状のやりとりだけでした。
お電話頂いた奥様とも、何度かお会いしたことはあるのですが、もう20年近く前のことなので、すっかり忘れていらっしゃいました。
(それでも、お話をしているうちにだんだん思い出されて
「そういえば、そんなこともありましたっけ」
と。)

「ひでんかさんからは毎年お年賀状をいただいているので、お知らせしておこうと思いまして、お電話したのですけれど、お見舞いとかは気になさらないでください。
ただ、主人のことを知っている方が、一人でも多く回復を祈ってくださったら、願いが届くような気がして、それでお電話させて頂きました」

電話を切ってから、かなり動揺している自分に気がつきました。
一緒にお仕事をしていたときのことが次々と思い出されてきます。
仕事のことだけではなく、プライベートの話(当時、その方はSEでしたが、そこへたどり着くまでの人生は想像を絶する(?)ものがありました)や、会社が苦しい時(こちらの会社を辞めたのは、そんな関係デス)たいへんな話もいろいろ聞きました。

どうして良いか、自分に何ができるのか(何も無いのでしょうけれど)...
奥様の
「一人でも多くの人が祈ってくれたら届きそうで...」
という言葉が、とても理解できたので、とりあえず、当時一緒にお仕事をしたことがある方達にお伝えすることにしました。

初めて「祈ってください」という内容のメールを出しました。
すぐに何通もお返事が届き、
「ビックリしました」
「当時はずいぶんワガママを聞いて貰ったので、何もできないけれど一生懸命お祈りしますね」
と。

皆さん、かなり前のことなのに、ちゃんと覚えて居てくださいました。
みんなの祈りが届きますように...。

コメント
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