母上さまのお姉様(でんかの伯母様)が亡くなりました。
亡くなられたのは今月1日でしたが、葬儀は本日営まれることになりました。
私が最後に伯母様にお会いしたのは、母上様の米寿のお祝いを兼ねてのお食事会(2年半前?)で、
だいぶ小さくなられて、認知症も進行したせいか、実の妹である母上さまの認識も怪しかったような...。
(でも、優しく穏やかな様子は変わっていらっしゃいませんでした)
「コロナ渦でのスタンダード」(?)になりつつある「家族葬」で、それでも20名ほどの親族が集まり、菩提寺の若住職さんにお出まし頂いて、お経を上げて頂きました。
今回の葬儀は、通夜・項別式・初七日をまとめるということで、人数が少なかったこともあってか、3回もお焼香をするのは「人生初めての経験」でした。
お経の合間の住職さんのお話しで興味深かったお話し。
棺の上に掛かっている錦の織物は「袈裟」で、住職さんがお召しになっているモノと同じだそうです。
「袈裟はこのようになっています」
と、肩から外して全形を見せてくださいました。
(袈裟が「四角い布」だということを初めて知りました~~)
そして、
「これは、このようにして身につけます」
と、身繕いの実演(?)まで。
(なるほど~~~)
肩に掛けて、ヒモを結び...
ここで
「袈裟懸けってこういうことなのですね」
と気がつきました。
住職さんが身につけている布は「袈裟」をいうものだとは知っていましたけれど、1枚の四角い布で、肩に掛けているだけだってとは・・・。
(こんなところでも「お勉強させて頂きました」)
斎場でのお式のあと、全員で火葬場に移動して、お骨上げをして解散。
都内の大きな火葬場ですけれど、時間の関係でしょうか、私たちの他は1組だけ。
静かな落ち着いた雰囲気の中で、伯母様を送ることが出来ました。