今、私のお茶・お花の師匠のS先生が入院しています。
先月、呼吸が苦しいと言って、K大学病院に緊急入院されました。
入院当初は原因も特定できずに、心配な状態だったようです。でも、検査・治療を続けて、今は落ち着いているとのこと。
昨日、お見舞いに行ってきました。
2.3日前に、調子が悪かったそうですが、このときは顔色も良く、病院での日々を話してくださいました。
これが、かなり楽しくて、題して
ひでんかのお師匠様の楽しい病院の日々
若い看護士の、病室での処置の際の振る舞いが悪い(椅子を乱暴に引いたり、アルコール綿を棄てるときに、きちんとゴミ箱の中に入れない)と、お説教をしてしまったこと。
担当の医師が3人もいるのに、1日中誰も顔を出さないでいて具合が悪くなったので、夜中に来た別の医師に猛烈に文句を言ったら、翌朝朝一番で担当医が揃って飛んできたこと。
・ ・ ・ ・ ・
日頃から「良いモノは良い。ダメなモノはダメ」とメリハリの効いた先生ですが、それは入院中も変わらないようです。
「でもね、ちゃんとあげるところは持ち上げて、
「○○病院の看護婦さんはみんな美人だって聞いてたけどホントよねぇ。ここは看護婦さんは最高。医者はダメだけど」
って言っとくのよ。」
とか
「カーテンが閉まっているとき、○○先生はちゃんと壁をノックするの。やっぱり教授にまで出世できる先生は違うわねぇ」
等々。とどめは
「きっと、先生も看護士もみんなで、「イヤミなおばばが入ってきて困ったもんだ」ってウワサしているわよ。」
病室のベッドの上で、小さな声でしたが、聞いていた私たち(昨日の「高血圧ショック」のお友達と一緒でした)は、楽しいやら可笑しいやら.....。
声を立てないように笑っていたので、かなりの腹筋のトレーニングになりました。
「全く、いやあね。"先生根性"が染みついちゃってて、こんなところでまでお説教しちゃうんだから。」
と仰っていましたが、なんのなんの、きっと病院も感謝していると思います。
そして、なによりは「ここは楽しいわよ」と、話してくださる様子がお元気なことです。
「年内には、ちゃんと家に帰りますから」
とのことですが、おうちに帰られても無理はなさらずに、早く元気になって、またお茶・お花のお稽古を再開してください。
(病人のお見舞いにいったはずなのに、落語の「独演会」を聞いてきたような...。
かなり長時間おじゃましてしまいましたが、お疲れにならなかったでしょうか.....?)