元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

痺れる歌声:superfly(スーパーフライ)

2008年05月09日 | 音楽・楽器



昨日、たまたまテレビをつけると強烈な歌声が聴こえてきました。
「マニフェスト」という歌で、ローリングストーンズを彷彿させる
曲調と言い、「ジャニス・ジョプリン」を彷彿させる歌声、
サイケデリックやヒッピーを思わせる、ベルボトムジーンズに腰まである
バンダナなどのファッションで一気に引き付けられました。

今の邦楽、いわゆるJ-POP、J-ROCK系には失望しっぱなしで、
期待もしていませんでしたが、「スーパーフライ」みたいに素晴らしい
実力派新人も出ているんですね。今の女性シンガーは、ハイトーンで
歌うだけの人や、「宇多田ひかる」系のR&Bシンガーが主で、
いずれも線が細い人が多いです。「アレサ・フランクリン」ほどの
ブラックミュージック系のシンガーは期待しないまでも、ファンキー系
は殆どいません。僕は「和田アキ子」「大黒摩季」「綾香」「中村あゆみ」
「綾戸智恵」「橘いずみ」とか好きですが、正直、洋楽の代用品的な
感じで聴いている感じでした。まだまだ、世界には凄い女性シンガーが
山ほどいます。日本人の声量や音域では到底太刀打ちできません。

でも、「ティナ・ターナー」「ジャニス・ジョプリン」「キャロル・キング」
「ベッド・ミドラー」に匹敵するほどの素質を「スーパーフライ」に感じ
ました。

でも、この動画の「マニフェスト」以外では、この曲ほどのインパクトは
感じませんでした。どうもバラードより、ミディアム・ロックで才能を
発揮するタイプのようです。

#22:松本孝弘(TAK MATSUMOTO)

2008年05月09日 | 魂のギタリスト聖典
カテゴリー「魂のギタリスト聖典」で初めて、J-ROCKの
ギタリストについて書きます。やはり僕のHM/HR人生で
欠かす事が出来ないギタリストです。

実力、実績ともに「日本一」のギタリストと言っても過言じゃ
無いはずです。

小学時代も「ブルーハツ」や「長渕剛」とか聴いていましたが
姉の影響で聴いていただけでした。

中学1年の頃、ラジオから流れてきた「B’z」
の「アローン」には稲妻に打たれる程の衝撃を受け
自分のお金で初めて購入したCDは「B’z」の「リスキー」
です。あのロングトーンのチョーキングにK.Oされました。
僕のハードロック好きの原点は紛れも無く「B’z」の影響です。

「松本孝弘」は、ジャズ理論も専門的に学び、スタジオミュージシャン、
サポートミュージシャンとし引っ張りだこでした。初のヘヴィメタル
インストゥルメンタル・アルバムは豪華絢爛なゲストミュージシャンで
製作されました。TMNや浜田麻里などの人気絶頂期にサポート・
ギタリストをしていて、大歓声や収入に満足していた物の、自分の
音楽を表現できるバンドを目指し「B’z」は結成されました。

ベテランの「松本孝弘」と、新人の「稲葉浩志」が出会うキッカケは
音楽事務所ビーイングです。ビーイングは「稲葉浩志」をソロシンガー
で売るべきか、バンドで売るべきか悩んでいました。でも、「松本孝弘」
が「稲葉浩志」の写真を見た時、ルックスの良さを気に入り、会う事に
なり「ビートルズ」とかをジャムって結成にいたりました。

「松本孝弘」はアマチュアバンド時代に、滅茶苦茶かわいい子をボーカルで
加入させた途端人気が急上昇した経験があった。(ちなみに、そのかわいい
子と恋仲になりバンドは解散)だから、フロントマンであるボーカリスト
のルックスの良さだけは譲れない条件だったようです。

「松本孝弘」独自の個性的なテクニックとかは無いかもしれませんが、
ありとあらゆるギタリストのサウンドやテクニックを上手い具合に吸収し
自分のプレーとしてモノにしています。

「松本孝弘」や「B’z」を語る際に「パクリ」や「盗作」という問題
は避けては通れません。ちょっと多すぎるぐらい、洋楽の名曲の美味しい
所取りをしています。僕独自に見つけたのでも、40曲ぐらいは、ソックリ
な曲があります。でも、僕は好意的に受け取っています。
「オマージュ」「インスパイア」「パロディ」「リスペクト」などの
遊び要素で、引用しているんだと思います。

「ディープ・パープル」の2代目ボーカリスト「イアン・ギラン」の
エッセイ「チャイルド・イン・タイム」によると、第二期
「ディープ・パープル」の数々の名曲の殆どには原曲があり、たまたま
ラジオで聴いたり、ヒット曲などを、スタジオでジャムっていて
原曲のアレンジにより「ディープ・パープル」のオリジナル曲は
出来ていたようです。

ロックの歴史とは真似から始まり、発展し続けています。

ある意味「松本孝弘」や「B’z」は、凄く贅沢なCDを作っています。
アルバム1枚で、洋楽の有名バンドや、有名ギタリストを沢山紹介して
いるようなものです。「コピー」や「カバー」とか、ただ真似をする
レベルではなく、原曲の出来た理由や原曲ギタリストの気持ちを深く
掘り下げ、あらゆるギタリストが憑依したかのようにソックリに
演奏します。「松本孝弘」は、神業ギタリスト達へのトリビュート
的な意味合いを常々感じていると思います。

特に「松本孝弘」の泣きのフレーズは絶品です。

洋楽ハードロック系に詳しい人は「B’z」のオマージュ曲を探すの
も面白いですよ。

「松本孝弘」は「B’z」を拠点にしながら、洋楽カバーアルバム、
邦楽カバーアルバム、ヘヴィメタル・インストゥルメンタル・アルバム、
「松本孝弘」自身ボーカルのアルバム、ストリングスとの競演アルバム、
和やアジア・テイストのアルバムなどソロ活動も勢力的です。

また、外部アーティストにも楽曲提供や、レコーディング参加など
多数しています。