元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#24:エディ・ヴァン・ヘイレン(Edward Van Halen)

2008年05月29日 | 魂のギタリスト聖典
「エディ・ヴァン・ヘイレン」は言わずと知れた
エレキギター超絶技巧時代の扉を開けた張本人です。

「エディ・ヴァン・ヘイレン」は、少年時代は
クラシックピアノを習い、ドラムに明け暮れ
ていたが、ドラムを兄(アレックス・ヴァン・ヘイレン)
に横取りされ、ギターに転向した。

「レッド・ツェッペリン」「キッス」「ZZトップ」「エアロスミス」
「ディープ・パープル」などのカヴァーをやっていた「マンモス」
は一躍ナイトクラブの有名バンドになった。

「ジーン・シモンズ」がアマチュア時代の「ヴァン・ヘイレン」
でる「マンモス」に注目し、資金援助をしデモテープを製作させ、
レコード会社に売りこみ1stアルバムとして発売されました。

1stから爆発的にヒットし、ギターサウンドも
テクニックも当時のギターシーンより遥かに進んでいて、世界中の
ギターキッズを魅了させました。

デビュー時はライト・ハンドの奏法を盗まれないように、オーディ
エンスに背中を向け弾いていた頃もあったようです。案の定、ライト
ハンド奏法が解明されたら、ギターキッズはこぞって真似し、今は
猫も杓子もします。

クラシックギターには古くから「タッチ」という
奏法があり、エレキギターに引用され「タッピング」という奏法は
「エディ・ヴァン・ヘイレン」出現以前からありましたが、あくま
で特殊効果で極まれに使われる奏法でしか無かったです。

「アラン・ホールズワース」の曲を「エディ・ヴァン・ヘイレン」
が練習している時に生まれた「ライトハンド奏法」は、「タッピング」
を高速的にハンマリング、プリング、トリルと合わせ、ピッキングとは
違うサウンド・インパクトは大きかったです。


幼少期のピアノで得たメロディ感覚と、ドラムで得たリズム感が見事に
ギターに活かされ、パーカッシブなバッキングにも定評があります。

「エディ・ヴァン・ヘイレン」は、パフォーマンス、技術、スピード、
オリジナリティ、楽曲クオリティ、ルックス、いずれを取っても、他の
ギタリストよりも頭1つ飛び出ていました。

ライトハンド、スラッピング、速弾き、ボリューム奏法、アーミング
などのテクニックでの革命は勿論、フロイドローズ・トレモロ・ユニット
を世界中に普及された意味でもギターシーンに与えた功績は大きいです。

「ヴァン・ヘイレン」デビュー時は、パンクのウェーブが来ていた時代
で、ハードロックが下火に成りかかった時代だったが、「ヴァン・ヘイレン」
はハードロックの救世主とし登場し、当時のギターキッズは幾何学ペイントで
ストラトボディのハムバッキング・ピックアップに度肝抜かれたようです。

ハードロックというジャンルを蘇らせ、80年代のLAメタルブーム、
ギター戦国時代へと繋がっていきました。

僕も当然ギターキッズだったから、ギターのセッティングでは、とりあ
えずピロピロピロっとライトハンドを10分ぐらい楽しんでから、練習
をしていました。

近年は「エディ・ヴァン・ヘイレン」の腰の手術や、癌の手術、リハビリ、
バンドの空中分解状態、などで活動が休止していて、日本には、もう
10年来ていません。でも、ようやく復活し、ワールドツアーが始まり
ました。今回のワールドツアーでは、ぜひぜひ日本にも
来て健在ぶりを披露してほしいです。

10年前に友人達は「ヴァン・ヘイレン」の福岡国際センター公演に
行っています。今と成っては「ゲイリー」がボーカルだからって
理由で行かなかった事が悔やまれてなりません。