元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#36:マイケル・シェンカー(Michael Schenker)

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
ハードロック界で「神」「ゴッド」と言われる人は数あれど
元祖「神」のキャッチコピーがついたのはミスターフライングV
「マイケル・シェンカー」です。

「ランディ・ローズ」「エディ・ヴァン・ヘイレン」「ゲイリー・
ムーア」に並ぶ80年代の代表格のギタリストです。

「マイケル・シェンカー」は完璧主義者ゆえ、精神的に何度もまいり
髪をズタズタに切り裂いたり、アルコールやドラッグに溺れたりし、失踪を
何度も繰り返しました。UFO時代も、MSG時代もメンバー間の
トラブルは絶えず、強烈個性の「フィル・モグ」「グラハム・ボネット」
「コージー・パウエル」とは激しい喧嘩別れをしました。

ライブの演奏放棄は世界各国で繰り返しているようで、日本でも近年
2回演奏途中でギターを投げ捨て、公演中止にしたようです。

未だに気難しさは変わらぬようです。

精神病院に、入院や、カウンセリングで度々活動休止状態になりながらも、
魂の篭ったギターは他のギタリストを圧倒する説得力があります。

精神をすり減らしながら生み出す、叙情的メロディや、印象的なリフは
この先も語り告がれる事と思います。

僕は96年のMSGライブや、MSG&ウリ・ジョン・ロート&ジャック・
ブルースぐらいしか映像で見た事がありませんが、鬼気迫るような演奏
は強烈でした。

「マイケル・シェンカー」は、ネックを強引に歪めたり、クライベイビー
を中間で鳴らしたり、ぐらいしか主な個性的演奏は知りませんが、
あのカリスマ性と、生み出した名曲の数々は、堂々たるスーパーギタリスト
の風格を感じます。

#35:トニー・マカパイン(Tony MacAlpine) 

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
最近の「スティーヴ・ヴァイ」バンドで、「スティーヴ・ヴァイ」
と引けをとらない超絶ギターを披露している黒人キーボード兼
ギターが誰か気になっている人もいるかもしれませんが、彼こそ
90年代前半まで「イングヴェイ・マルムスティーン」
「ヴィニー・ムーア」と肩を並べる速弾きギタリストでした。

専門的な音楽の英才教育を受け、プロ並のバイオリンとピアノ奏者
でもあるが、80年代の速弾きブームに乗り脚光を浴びました。

「イングヴェイ・マルムスティーン」よりも音使いが丁寧で、
クラシカル音楽の理論を応用した複雑かつ流麗なハーモニーや、
スイープやライトハンドの技術の高さは他の追随を許しません。

技術や、作曲能力が高く、「トニー・アルドリッチ」や
「ジョージ・リンチ」や「ジェフ・ワトソン」らとアルバムを
製作したり、近年は「マーク・ボールズ」や「デレク・シェリニアン」
など元「イングヴェイ」の残党と活動して「イングヴェイ」フォロアー
色は未だに消えません。

「イングヴェイ・マルムスティーン」より上手いし、凄いのは事実
ですが、何度も繰り返し聴いていると飽きました。
何枚か持っていますが、いずれも完璧で、全く隙がないです。
それゆえ、暴れん坊で、強引な「イングヴェイ・マルムスティーン」
のような人間味を感じれませんでした。「イングヴェイ・マルムスティ
ーン」はエゴ丸出しの作風ですが、そんなのも含めて愛らしい魅力
があります。

「トニー・マカパイン」の長所であり、ソロで継続的に成功しなかっ
た原因はクオリティが高すぎ、驚異的に凄すぎた所にあると思います。

それにしても、近年の「スティーヴ・ヴァイ」バンドは凄いな~。
「トニー・マカパイン」も「ビリー・シーン」もいるなんてスーパー
バンドですね。「G3」より凄いんじゃないかな~。

#34:ジョン・フォガティ(John Fogerty)

2008年08月21日 | 魂のギタリスト聖典
今回紹介する「ジョン・フォガティ」は、スーパーギタリストや
テクニシャンギタリストではないけど、リードギターを弾きなが
ら歌うミュージシャンでは、ズバ抜けた歌唱力の持ち主です。

ギターと歌の共に超一流の人は多く「エリック・クラプトン」
「フレディ・キング」「エリック・ジョンソン」「ポール・
ギルバート」「リッチー・コッツェン」「ゲイリー・ムーア」
とか愛聴していますが、「ジョン・フォガティ」の聴く者を
メロメロに魅了し、パワフルで、哀愁的で、心の奥底まで
訴えかける凄さは群を抜いています。

「ジョン・フォガティ」は、「クリーデンス・クリアウォーター・
リヴァイヴァル」のボーカル兼リードギター兼ピアノです。

僕が「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」通称
「CCR」を初めて聴いたのは、ソウルメイトO君のカーステレオ
でした。中学1年で僕にハードロックを教えたO君は、
ハードロック/ヘヴィメタルから足を洗い、オールデイズを
愛聴していました。20代前半だった僕は、刺激の無いオールデイズ
サウンドにいささか退屈さを感じ「もっとマシな音楽はないのかよ?」
と言い、O君が「コレならオマエも気に入るぜ」と、カーステレレオ
のCDを入れ替えました。

「ふ~ん、古臭いサザンロックかよ・・。ま・・悪くないな・・・
いや、結構・・好きかも・・。こういうのは好きだな・・。
・・・なんじゃこりゃ、滅茶苦茶いいじゃん。・・・衝撃的に素晴ら
しいぞ。う、鳥肌たってきた・・。素晴らしすぎて背筋がゾクゾク
する・・。こんな興奮は何年ぶりだろう・・・。」と、押さえ切れない
興奮で、全身が高揚してきました。

僕の中の音楽メーターで、60点を越える音楽と出会うと「聴いて良かった」
レベルですが、時としてメーターを振り切る音楽と出会うと、意識モウロウ、
ヒザガクガク、汗タラタラ、背筋ゾクゾクで、幽体離脱寸前のような
トリップ・トランス症状に陥ります。僕の範囲内の「素晴らしい」を
遥かに超える物と出会えた事に、感動、興奮で取り乱してしまいます。

今でこそ冷静に「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」を
聴けますが、以前は好きさ要素だらけで毎回、興奮していました。
小学時代の初恋に近い感覚かもしれません。

だから、「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」はBGMに
成りませんでした。音楽に全神経を傾けるので、他の事に気が回らなく成り
ました。

あれほどの衝撃は過去を回想しても「B’z」「ディープ・パープル」
「ジーノ」ぐらいのものです。

「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」は、何もかもカッコ
よく、勿論ギターもカッコイイです。技巧派ではないものの、ブルースや
カントリーを上手くロックスタイルに導入し、泥臭いアメリカンな雰囲気
を醸し出しています。

僕は「オールマン・ブラザーズ・バンド」や「イーグルス」も好きですが
「クリーデンス・クリアウォーター・リヴァイヴァル」が断然好きです。