元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

#37:梶山章(AKIRA KAJIYAMA)

2008年08月22日 | 魂のギタリスト聖典
「日本の「リッチー・ブラックモア」こと「梶山章」を
紹介いたします。

「リッチー・ブラックモア」は紆余曲折で、怒りと、狂気
に満ちた「ディープ・パープル」「レインボー」という
ハードロック戦乱を抜け、歌姫「キャンディス・ナイト」
と安住の地「ブラックモアズ・ナイト」に到達し早11年、
「リッチー・ブラックモア」はハードロックに返り咲く
気配がありません。

僕は「ブラックモアズ・ナイト」の大ファンですし、
「ブラックモアズ・ナイト」を探求する為、ケルト、トラッド、
ルネッサンスミュージック、バロックを聴き漁り、ヨーロッパ
の古典音楽や民族音楽のCDを150枚近く収集しました。

「リッチー・ブラックモア」がやりたい音楽を規制なく自然に
やり、しかも精力的に活動している事はファンとして喜ばしい限り
です。

でも、多くの「リッチー・ブラックモア」ファンは、失望し、
一刻も早くハードロックに復帰する事を熱望しています。

かく言う僕も、「BURRN!」(ハードロック/ヘヴィメタル
専門誌)で、「レインボー再結成か?」「黄金期レインボー復活の予感」
「水面下で第3期ディープ・パープル再結成の交渉中」とか言う、編集者
の願望交じりの記事に踊らされ興奮しました。

確かに「ブラックモアズ・ナイト」は素晴らしいバンドですし、今後も
楽曲を製作し続けて欲しいです。でも、僕達「リッチー・ブラックモア」
ファンは、黒装束にストラトキャスターで、機材を破壊しまくる狂気に
満ち、緊張感で張り詰めたメンバーの火花散る演奏バトルと、エネルギッ
シュで驚異的な演奏で「リッチー・ブラックモア」のファンになりました。

「ブラックモアズ・ナイト」での「リッチー・ブラックモア」は
メルヘンチックなコスプレで、アコースティックギターを笑顔で弾き、
ダンスまで踊り、アットホームな空気で包まれた会場と、真逆に思えて
も仕方ないです。更にファンサービスで「ディープ・パープル」や
「レインボー」を「キャンディス・ナイト」が歌う事に、多くの
「リッチー・ブラックモア」ファンが心苦しい思いをしているようです。

「ジョー・リン・ターナー」や「ロニー・ジェームズ・ディオ」は
前向きに「レインボー」再結成を望んでいますが、「キャンディス・ナイト」
の母親が、それらの話を全てもみ消しているようです。

「リッチー・ブラックモア」のハードロックを聴きたい衝動はファンの
間で日に日に高まりました。そんな頃、「リッチー・ブラックモア」崇拝者
である「スチュアート・スミス」というスタジオ・ミュージシャンが、
「グレン・ヒューズ」や「ジョー・リン・ターナー」を迎え、
「リッチー・ブラックモア」色100%のソロアルバムを製作しました。
演奏も楽曲も、紛れもない「リッチー・ブラックモア」そのものでした。
代替品や、「リッチー・ブラックモア」フォロアーとの汚名を浴びせられ
ても、本物がハードロックをやらない以上「スチュアート・スミス」で
僕達は興奮しました。「リッチー・ブラックモア」ファンは
「スチュアート・スミス」の2ndを期待していましたが、製作される
事はありませんでした。「スチュアート・スミス」は莫大な報酬を
安定して稼げる「イーグルス」のサポートメンバーになり、創作活動は
封印しました。

そこで、彷徨える「リッチー・ブラックモア」ファンが注目したのが
「ジョー・リン・ターナー」でギターをやっていた「梶山章」でした。

「梶山章」がライブで弾く「レインボー」ナンバーは、口コミで評判
になり、ついには「レインボー」トリビュートバンド「虹伝説」を
「森山之雄」(元アンセム)と結成しました。従来のトリビュートや
カバーのレベルでは無く、原曲のクオリティに匹敵する「レインボー」
ファンに涙ものの名作を製作しました。

「梶山章」は「htp」にも起用され、僕も福岡公演で体感しました。
以前「高崎晃」の演奏を至近距離で見て以来のインパクトでした。
「ジョー・リン・ターナー」「グレン・ヒューズ」というハードロック
界の超大物と「梶山章」は引けをとらない存在感やオーラでした。

今は「梶山章&下山武徳」という、ジャパメタ界の衝撃プロジェクト
をしています。「梶山章」は「森山之雄」(元アンセム)
「人見元基」(元バウ・ワウ)「ジョー・リン・ターナー」(元レインボー、
元ディープ・パープル)と、凄まじいボーカリスト達と活動し、
ジャパメタのトップを爆走する「下山武徳」(元サーベルタイガー、
元ダブルディーラー)とタッグを組みました。

「梶山章&下山武徳」は、まだ聴いていませんが、「リッチー・ブラックモア」
と「ロニー・ジェームズ・ディオ」の競演が聴けない以上、この作品で
十分疑似体験出来るかもしれません。代替品と言うと失礼ですが、
「リッチー・ブラックモア」の技術、精神を吸収しまくった
「梶山章」は「世界一リッチー・ブラックモアに近い男」と言っても
過言じゃありません。