元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

NHK 大河ドラマ 天地人

2009年01月05日 | テレビ番組
下克上の戦乱、戦国時代は、親も兄弟もいつ敵になるか分からず、
相手を出し抜いて、相手の足を引っ張り、人を欺き、嘘・偽りが
横行し、勝つためなら手段・戦法を問わず、自らの出世欲の為に
は非情に反人道行為をし、今日の味方が明日の敵になる時代ゆえ
誰も信じられない混乱時代でした。

戦国時代とは現代社会に通じるものがあります。

NHKで昨夜から始まった大河ドラマは、今の混乱する日本社会への
警鐘と教訓に成り得る、ピッタリの戦国武将を主題にしてくれました。

上杉家に仕えた「直江兼続」です。

独裁者「織田信長」、世渡り上手「豊臣秀吉」、幸運者「徳川家康」
の生涯を描いた大河ドラマでは、現代の抱える様々な問題は解決しま
せん。

しかし、「上杉謙信」が掲げた、私利私欲ではなく常に民の為に、
義理を尽くす、仏道に忠実に、と、民や自然に感謝し続けた武将精神
を継承したのが「直江兼続」です。正々堂々とした戦しかせず、
兜にも「愛」という文字がシンボルの武将でした。世の中が良くなる
為には、民衆が幸せになるには、戦乱を終わらせるには・・・それ
だけの為に戦い続けた武将です。平和を求めるがゆえ、戦わざる
おえない時代です。

1話では、「直江兼続」も5歳の設定ゆえ、「直江兼続」自体には
対した印象もありません。まだ、序章ですから・・・。

でも、「安部寛」演じる「上杉輝虎」のカッコよさたるや、たまり
ません。あの目力から発するカリスマ性と迫力、何事にも恐れず
動じぬ態度、低音で発する図太い威圧感・・。まさに適役です。

かつて、大河ドラマ「風林火山」では、「ガクト」が「上杉謙信」で、
中姓的な魅惑的セクシーな神秘性ある武将に描かれていましたが、
戦国最強の武将「上杉謙信」は、「安部寛」のような男くささ
溢れる方が似合っています。

これから、毎週、「天地人」が楽しみです。