オーディオインターフェイス「ZOOM S2t」、アンプ・エフェクター
シュミレーター「ZOOM ZFX」、DAWソフト「CUBASE LE4」
を使って、ウィンドーズ「ビスタ」でレコーディングしてみました。
知れば知るほど、「ZFX」や「CUBASE LE4」の多機能さに
驚かされますが、使えば使うほど、扱いづらさが気になります。
「スティーヴ・ヴァイ」の「ウィスパリング・ア・プレイヤー」を簡易アレンジ
で1曲カバーしたのをレコーディングするのに、6時間ぐらいかかりました。
ギター、ドラム、ベース、コーラスの4トラックだけで、トラブルの連続
です。
まず「ZFX」でギターにエフェクターをかけると、1秒近く遅れます。
要するに、ギターを弾いてて、1秒後にスピーカーから音が鳴ります。
これじゃ、使い物になりません。テンポを合わせる事も出来ないし、弾い
てる音と鳴ってる音が違っては演奏なんて出来っこ無いです。
「みきや楽器店」にCDを買いに行ったついで、店長に相談すると
「音が遅れる事はマルチエフェクターでもよくある事です。」との事で
した。
ひたすら悩み、結局、エフェクターを何もかけずにレコーディングし、
ミックスダウンでエフェクト処理する事にしました。
また、録り直したい箇所のみレコーディングし直せますが、ミスの箇所を
範囲指定し、バックスペースで削除すると、1トラック全て削除になった
りしました。また、1から録り直しです。削除した音源の回復法が無い
ので、何度と無く悔しい思いをしました。
そして、ドラム録りが異常な面倒くささです・・。マウスを使って、作って
行きますが・・・「あ!!あ!!もういや!!」って、八つ当たりしたくな
る根気がいる作業です。僕が思った通りのドラムに全くならないです。
嫌気がさし、1小節だけ作って、最後まで複製しました。
ベースも「ZFX」を通さず、生音で録音しました。
そして、一番大変だったのが、コーラスです。インストゥルメンタル曲なの
でボーカルはありませんが、ギターとユニゾンのコーラスを入れましたが
録音ボタンを押して数秒後には「エラー」が表示されます。
「エラー」連発で何とかコーラス録音も済み、ミックスダウンです。
ギターのみにエフェクターをかけようとか、ボーカルにリバーブをかけよう
と思うと、全トラックにエフェクターがかかります。
例えば、ディストーションなら、ベースも、ドラムも、ディスとーションが
かかり、ハウリングしまくりです。そして、やたらとノイジーです。
その解決に2時間はかかりましたが、まだ、きちんとした解決策が分かり
ません。
自宅で、気軽に、レコーディング三昧という、MTR感覚の、簡易的な
レコーディングを想像していましたが、DAWレコーディングは、
かなり扱いづらく、難しく大変です。
本当に、僕のCDアルバムは出来るのでしょうか・・・?
曲のストックは30曲ぐらいあるのに、レコーディングの大変さで挫折
しそうです。
折角、多重録音できるけど、最終手段としては、エフェクターを一切
使わず、アコースティックギターで弾き語りしたのを録音します。
エフェクターをかけたり、ドラムパートをパソコンで打ち込むから
大変ですが、それらを一切しなければ、ラジカセ録音と大差ない簡易さ
です。イコライザーとか、フェイドアウトとか、サラウンド処理、
ステレオ効果とか色々いじり出したらキリが無いから、それらの機能は
一切無視します。