元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー

2009年05月22日 | 映画レビュー
メタル友で、当店のお客様でもあるCOZYさんから
映画「メタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー」のDVDを貸して
頂きました。

熱狂的なファンを擁するにもかかわらず、毛嫌いされる“ヘビー・メタル”。
その理由や歴史に、数々の人気バンドのインタビューなどを交えながら迫って
ゆくドキュメンタリー映画です。

興味深い映像やインタビュー盛りだくさんですが、もっと
ボリューム感が欲しかったです。このスタイルのドキュメント
ならば、8時間ぐらいの内容でも良かったです。

日本においては、宗教や、悪魔や、検閲はあまり関係ありませんが、
アメリカ等では上院議員がヘヴィメタル撲滅運動をしたり、自殺や
犯罪とヘヴィメタルを因果付け裁判を起こしたり、国会にミュージシ
ャンが呼ばれ議員に攻め立てられたり穏やかではありません。

ブラックメタルバンドは、実際に犯罪を犯したり、教会に火を
つけて回ったり、本物の悪魔崇拝者がバンドをやっています。

日本と海外のヘヴィメタルの捉え方はだいぶ違うようですね。

日本では、ダサい、マイノリティなどのイメージゆえ、ファンは
熱狂的な者が多く「自分は他人とは違う」という趣向感にプライド
を持っています。また、ファン同士の結束も固いです。

巷の流行で好き嫌いになる短命な使い捨て音楽とは違い、
ヘヴィメタルファンは一生愛し続けるコアな愛着を持っています。
ヘヴィメタルは、あえて、大衆化を避けて、本物を見極める
少数派の深い愛好心により存続しつづけているようにも思います。

それゆえ、にわかファンや、軽いファンには立ち入れず、ヒット路線
との決別した別次元での、ヘヴィメタル世界に陶酔した者のみが
至極の世界を知れる、アンダーグラウンドさが、ファンにも居心地が
良いのかもしれません。

例えば、ヘヴィメタルが最もお洒落な音楽に成ったり、文部省推奨歌
とし音楽の教科書に載るように成ったら、ヘヴィメタルは死ぬと思い
ます。

テレビ番組「ザ・ワイド」で、ゲンダイ編集長の有田が
「メガデス」を痛烈批判し、
「こんな雑音を良いと思う人間は精神的に異常です。ヘビメタを聴く
人は犯罪者予備軍」と、言い、「酒井康」も大激怒しましたが、
自分が理解できない物を「危険視」する奴らの精神構造こそイカレテ
います。世の中にヘヴィメタル愛好者は数千万人以上いて、その中の
数人が犯罪を犯したからって、ヘヴィメタルと結びつけるのは無理が
あります。

じゃ、毎日、コーラを飲んでいる人が犯罪を犯したら、コーラが原因
と言えますか?毎晩、聖書を読んでいる人が犯罪犯したら、聖書が原因
ですか・・・?

一般的に理解しがたい分野だからと、ヘヴィメタルを、悪と結びつける
人の方が幼稚すぎます。

ヘヴィメタルもエンターテイメントの一種であり、社会主義、共産主義
みたいに「ロック」を悪い文化なんて思っている人は、狭い視野で生き
ている人でしかありません。

・・・・・あれ?DVDの感想から、変な話に成ってすいません。



1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター

2009年05月22日 | 音楽・楽器
「五十嵐 貴久」の小説のコミック化された物を読みました。

僕にとって、少女マンガタッチの絵は、面白さを半減させます。

どうも、雑に見えがちな、少女マンガ絵は、読む意欲を削ぎます。

でも、読みました。

問題を抱えた30代、40代の主婦たちが集まってバンドを結成し、
唯一のレパートリー「ディープ・パープル」の「スモーク・オン・
ザ・ウォーター」をチャリティコンサートで披露するだけの話です。

対して面白くないです。

内容は薄いし、さほど何にも感じないし、音楽の知識も、奏法も
対して触れず、かる~い時間潰し漫画でした。