元ラーメン屋店主のツイート集

ラーメン屋を10年経営し、今は閉店し、介護士をしています。

高校1年の頃、僕が泣いた歌

2009年07月06日 | 音楽・楽器



高校に入学したばかりの1年生の春、僕は勉強も出来ないし、
コンプレックスばかりあり、学校に親しい仲間が出来たものの
学校生活は然程楽しくも無かった。将来の目標も、夢も何も
無く、夢中になれるものはハードロク/ヘヴィメタルぐらいで
1日の大半を悩みに費やしていたと思います。思春期、反抗期
真っ只中で、やり場の無い怒りと、世の中の汚さばかり気に
かかり、自問自答、自暴自棄に近かったです。

そんな時、暇な放課後をただ費やす目的で、映画館に行きました。

その時、見たのが「三銃士」です。

それまで、映画に然程、興味も無く、何となく話題作を見には行って
いたけど心にズンと響く程の作品には出会っていませんでした。

「三銃士」は、僕が失いかけていた「夢」「正義感」「仲間」の
重要性を訴え、生きる希望を色濃く僕に与えました。

高鳴る心臓と、全身の鳥肌、深い感動を「三銃士」から受け、極めつけ
は、「ロッド・スチュワート」「スティング」「ブライアン・アダムス」
の3大ハスキーが聴かせるエンディングテーマ曲「オール・フォー・ラブ」
です。中学時代から抱えていた重荷が取れた感覚で、シクシク泣くという
レベルでは無く、映画館で大号泣しました。

それ以来、中世ヨーロッパとは、僕にとって永遠の憧れです。

当店の「ラーメン」は「ダークネス」だった。

2009年07月06日 | ラーメン



奇妙に思われるかもしれませんが、僕は、ラーメンのアイデアや
方向性について、ハードロックバンドや楽曲によりインスパア
されることが多々あります。

僕が「様式美麺れいんぼ~」を開業する寸前は、大衆向きであり
なおかつニューウェーブである事を目指していましたが、マニアック
になるか、平凡になるかで、両立に思い悩んでいました。

そんな時期「ダークネス」を聴き、僕は道が開けました。

王道のストレートなリフやリズムであり、今までハードロックで
聴いた事が無い、女性的なファルセット・ボーカルにより、見事に
正統派と斬新さを融合したのが「ダークネス」でした。この、個性的
なボーカルにより「ダークネス」は大きな成功を掴みました。

僕のラーメンも、正統派の骨太スープに、大胆奇抜な魚介香味油を
ガツンと利かせ、唐津人の未開なるラーメンを創作し、当店は営業
を創めました。その後、当店のラーメンは変わり続けましたが、常に
ハードロック/ヘヴィメタルが僕のラーメンの師匠であり、アドバイザー
である事には変わりありません。