鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2014 伊佐・山野麓(初訪問)

2014-06-15 | 麓-大口・伊佐

江戸時代の山野郷は山野村、山野町を経て大口市(現在の伊佐市)の一部となる。

大口市街地から山野地区に入ると長い商店街が続く。山野小学校の先に下之馬場というバス停。

麓はここらあたりだろうと目処をつけ脇に入ると麓らしい風景が広がってた。

 

前の用水路をきれいな水が流れる。

 

石橋の先に構える武家門。家主らしき方にうかがうと江戸時代から続く門とのこと。

 

 

すこし奥まったところ。観光化されていない素の麓が広がっている。

 

 

 

山野麓は大口麓から熊本県水俣市に抜ける薩摩街道・大口筋にある。

鹿児島は奥が深い。観光地でない地区に麓独特の景色がひっそり残っている。

いつまでも残したい鹿児島の風景です。

 

郡山八幡神社。室町時代の「焼酎」の文字が残る木片が見つかった神社です。

  


2014 蒲生麓・梅雨入り

2014-06-14 | 麓-姶良地区

ソニーのミラーレスカメラ、アルファ6000を購入した。

 

南九州地方は梅雨入り。息子のバスケット大会応援にあわせて蒲生麓へ。

 

西馬場通り。前日の雨で生垣がみずみずしい。

 

ミラーレスは一眼レフに比べて軽く気軽に扱えるところがよい。

 

古い屋敷跡が蒲生観光交流センターの別館として再生された。

 

築120年の古民家で食事を楽しむことができるが、訪れた時はまだ開店前であった。

気温が上昇して歩いてまわるにはしんどくなってきた。蒲生体育館へと引き返す。

 

ソニーのアルファ6000は電子ファインダーが付くし画像センサもいいときく。

ただバッテリーの減りが早いです。


2014 春の尾瀬 04

2014-06-12 | 関東

翌朝は5時半に目が覚める。

6時の朝食後、身支度を整えて山小屋をチェックアウト。見晴から東電小屋方面へ向かった。

 

ヨッピ川を渡ったりシラカバの林を抜けたりなかなか趣きのある木道コースである。

 

木道脇にはここでも多くのミズバショウが咲いていた。

 

ヨッピ吊橋をすぎたあたり。

 

 

以前このあたりは熊が出没したらしく、ところどころに熊除け用の鐘がある。

鐘をならして通行する。

 

われわれも通行中、熊がでてくるんじゃないかと、周囲や林の方向を気にしながら歩いた。

 

このあたりは池が多い。

 

 

 

牛首の休憩所で小休止。なんで牛首というのだろう。

地形から馬の背という場所があるがそれと同じようなものだろうか。

これから見晴方面へ向かうであろう団体と遭遇する。

以前にくらべて山ガールのファッションがずいぶんおしゃれになっていると思う。

 

ビジターセンターから登り道を鳩待峠まで戻る。

鳩待峠で名物らしきアイスを食べて乗合バスで駐車場までくだる。

帰りに花咲温泉に立ち寄りました。ああ極楽。

 


2014 春の尾瀬 03

2014-06-08 | 関東

見晴の山小屋に早く到着したので三条の滝まで足を運ぼうと話をする。

ところが、つい3日ほどまえ、途中の橋が流されて、三条の滝までは行けないという。

 

平滑の滝までとりあえず行くことにした。

温泉小屋の脇を通ると次第に雪が深くなり、道も少しづつ登山道らしくなってくる。

平滑の滝の展望台までは下り道。しばらく下りて平滑の滝の展望台につく。

 

大量の雪解け水が集まって急流となって只見川をものすごい勢いで落下していく。

これほどの勢いなら橋が壊れたのもうなずける。

展望台から元の道を引き返し、山小屋に戻り、チェックインする。

 

予約した山小屋は尾瀬小屋。本日が今季初日で今季第1号の客だそうだ。

石けんは使えないが湯量たっぷりのお風呂にはいれるのがうれしい。

食事後、星空撮影のため戸外へでた(友人が機材を持参)。残念ながら雲が広がり星が出ていない。

 

三脚にカメラ(Sony α6000)を取り付け、至仏山方向を撮ってみる。

 

周囲は光がないまったくの暗闇だが、意外によく写るのにおどろいた。

 

山小屋の就寝時間は夜の8時半。

天日干しでホカホカの布団でぐっすりと眠る。 


2014 春の尾瀬 02

2014-06-01 | 関東

鳩待峠から尾瀬に入り、雪の残る尾瀬ヶ原の中、木道を歩く。

 

シラカバが美しい。背後のなだらかな山は至仏山。女性的な山だ。

 

ミズバショウも美しい。

 

湿原の中を古い木道がまっすぐに延びる。遠くの山々に雪が残っている。

 

木道の脇にも雪が残っている。上に比べると木道が新しい。

 

池塘(ちとう)。尾瀬ヶ原の池塘は年々減少しているという。

 

逆さ富士ならぬ、逆さ燧ヶ岳。至仏山が女性的なら燧ヶ岳は男性的な山だ。

 

ここからの至仏山の眺めはベストポイント。多くのハイカーがカメラを構えていた。

 

冷たい雪解け水が流れる。尾瀬のパンフレットにここからの眺めがよく出てくる。

 

もうすぐ目的地の山小屋に到着する。

尾瀬の入口から木道を約2時間。尾瀬ヶ原はけっこう広い。

 

弥四郎小屋

 

尾瀬小屋。本日の宿。田舎に残る校舎のような山小屋である。

 

持参のおにぎりを食べながら小休止。荷物を小屋に預けて別方面へと再び出発した。 


2014 春の尾瀬 01

2014-05-31 | 関東

5月下旬に友人と尾瀬にいく。

金曜の夜、JR荻窪駅で待ち合わせし、友人の運転する車で環8から関越経由で約2時間。沼田につく。

ファミレスで小休憩してほぼ真っ暗の国道を抜け片品村へ到着。外は寒いが夜空に満天の星が輝く。

ビールを飲んで車中で仮眠をとる。明け方に目が覚めると駐車場はほぼ車で一杯だった。

乗合バスに揺られて鳩待峠へ向かう。鳩待峠は尾瀬へ入る最もポピュラーなルートである。

 

鳩待峠からいよいよ尾瀬へと下る。左手に至仏山が現れる。

今年は雪が多く、木道は途中雪で埋もれているところがあった。登山靴を準備してよかった。

 

木道の脇に雪が残る。

 

木道をしばらく下るとミズバショウが広がる湿地にでた。春の尾瀬といえばミズバショウ。

 

川を渡る。水を触るととても冷たい

 

尾瀬の入口、ビジターセンターに着く。

 

土曜日だがシーズンが始まったばかり。なので訪れる人がまだ少ない。

尾瀬の自然を静かに味わえるのがうれしい。(続く)


2014 本土最南端・佐多岬

2014-04-19 | 大隅地方

4月上旬に南大隅町を訪問。せっかくなので佐多岬へ。

 

旧佐多岬ロード-パークの入口。現在無料で通行可能

 

日本らしくない風景のなかを岬に向けて走る。

最後の集落から岬の先端に向けて車をくねくね走らせると整備された駐車場に着く。

車を停めて歩道トンネル(第二岩崎トンネル)を歩いて抜けると広場がある。

 

旧展望台まで遊歩道が続く。

 

岬の突端は風が強い。

 

尾根上の遊歩道をしばらく歩いて旧展望台跡地に着いた。

 

旧展望台跡地は意外に開けており、佐多岬灯台や東シナ海をのぞむことができる。

 

佐多岬はこれから再開発が予定されている。とても楽しみです。


2014 根占麓

2014-04-13 | 麓-南大隅・種子

4月上旬、大隅半島の南部、南大隅町佐多を訪れる際、途中の根占に立ち寄りました。

根占麓の中心、地頭仮屋は現在の根占川北、神山小学校敷地。郷士集落はもう少し広がっているようです。

 

川南の諏訪神社の前に続く馬場沿いに古い石垣や石柱が残っている。

諏訪神社は小根占郷の総社として長野の諏訪神社より分霊を勧請したとある。

 

諏訪神社の面前の馬場に構える石垣と古い石柱門の数々。

 

 

 

 

※ 神山小学校前の馬場に面して唯一建っていた武家門はなくなっていた。実に残念。


2014 屋久島の森林鉄道

2014-02-16 | 種子屋久・奄美諸島

屋久島に森林鉄道があるのをご存知だろうか。

伐採した屋久杉の搬出や小杉谷集落に暮らす家族の買い物に利用された鉄道である。

小杉谷集落がなくなった現在も現役で稼働している。

 

レンタカーで荒川登山口へ。

 

途中にダムがある。中には入れない。ゲートの隙間から撮影。

 

荒川登山口にレンタカーを止めて出発。線路の上を歩く。荒川登山口には車両基地がある。

左に曲がると小杉谷。右に曲がると安房。

 

鉄橋をわたり森の中へ。なんかわくわくする。鉄路は縄文杉への登山道も兼ねている。

 

そしてすぐにトンネル。

 

車両の待機基地跡であろうか。

森の中を線路に沿ってしばらく進む。

 

急に開けた場所にでる。山側は一枚の巨大な花崗岩。眼下は荒川。

軌道上を走るトロッコを避けるため退避場所がいくつか設けられている。

 

こんなところを線路が通るなんて不思議な感じがする。

 

最後の橋を渡ると小杉谷に到着する。

荒川登山口から歩いて50分。

線路作業員の方以外、観光客や登山客とすれちがうことがなかった。オフシーズンのためか。

 

小杉谷には屋久島営林署の職員住宅や小学校中学校があった。

下の安房からはるか山奥に当時おおぜいの家族の暮らしがあった。

校庭跡に降りて当時の暮らしに思いをめぐらしてみる。

 

小杉谷から先に進むと縄文杉に向かう。シーズン時は多くの登山客がここを通る。

一人のガイドらしき男性とすれちがう。

 

付近に神社跡。現在は当然ながら立ち入り禁止。

 

小杉谷を後にして荒川登山口に引き返す。所用時間は往復で2時間。

縄文杉までは往復10時間かかる。いつか挑戦できるかな。

森林鉄道は屋久島の産業遺産として貴重な存在です。


2014 謹賀新年

2014-01-02 | 薩摩地方

あけましておめでとうございます。

南九州市、川辺町商店街に「開運合格神社」という面白い名前の神社ができました。

赤い鳥居と五角の輪をくぐって中に入るとBGMが流れている。

右に神社の由来と参拝の手順が貼ってあり、左には絵馬が飾ってある。 

手順にしたがって、五角の札を購入し、真ん中の五角の柱の上に乗るように投げ入れる。

上手く乗ってくれた。落ちたら拾ってもう一度試してもいいのかな。

面白い神社を考えるものですね。