鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2010 沖永良部島

2010-11-06 | 種子屋久・奄美諸島

10月中旬に沖永良部島へ日帰りで訪れました。2年ぶり。

沖永良部空港行きJAC8:15発。搭乗ゲートを抜けて階段を降り、歩いて搭乗機へ。快晴。

席に座ると滑走路上を走るタイヤの様子や離陸後にタイヤが格納される様子が真近に見えて面白い。

タイヤはエンジンケースの真下に格納され、着陸前は扉がパカッと開きタイヤがすっと出てくる。

 

沖永良部空港は雨模様。75分で到着。歩いてゲートに向かう。

 

仕事でお世話になるFさんが車で空港に迎えに来てくださった。

午前中仕事しておきえらぶフローラルホテルで昼食。午後に田皆岬をめざす。陸から海ガメを見つけるため。

 

田皆岬へ向かう途中。島内唯一の自動車学校。向こうは海。

 

 

田皆岬に到着。台風14号が近づいているためか風が強い。この時期元々風が強いらしいが。

 

岬の先端へ歩く。しかし人のいる気配がまるでない。

風が吹きさらす中、崖のふちまで歩く。崖ににじり寄り、および腰でカメラに収めた。

残念ながら海ガメはどこにも見当たらず

 

 

崖の上から海を覗き込むと自分を呼んでいるような妙な気持ちになる。周りにだれもいないし。

早々に引き揚げる。幸い道路からおじさんがやってきたのでほっとする。風が強いですねと声を掛けました。

人がいるのはいいものだ。悪天候の中一人で岬にいくものではない。空港に電話してみる。

帰りの飛行機が飛ぶか気になったので。今のところ変更予定はないようだ。車でFさんの元へ戻る。

参考:沖永良部島~北部の風景(2008.06訪問


2010 屋久島・永田浜へ 

2010-10-13 | 種子屋久・奄美諸島

屋久島シリーズの続き。

白谷雲水峡を後にし、海岸沿いを永田浜へ向けレンタカーを走らせる。 海岸沿いの風景。志戸子集落を眺める。

 

志戸子漁港にて。エメラルドブルーの海面が美しい。

 

一湊の海水浴場。とても綺麗な海水浴場。奥に見えるのは橋脚?

 

正面に見える島影は硫黄島

 

一湊集落を抜けてしばらくレンタカーを走らせると、永田浜に到着。永田浜はウミガメの産卵地として知られる。

 

 

立入り禁止の看板。ウミガメの卵がたくさん埋まっているらしい。

 

向こうに見える島影は口永良部島。

 

浜砂はさらさら。波際から途中段差がある。

ウミガメは上陸してから段差を登って産卵地に向かう。卵から孵化した赤ちゃんカメは段差を乗り越えて海に向かう。

テレビでそんな場面を見たことがあった。ロケットの乗船時刻を気にしつつ、永田浜を後にする。

 

帰りの高速船ロケットからの佐多岬の眺め。灯台と展望台が夕日に照らされる。

 

もうすぐ鹿児島港に入港。桜島にかぶさる雲の形が面白かった(怪獣か恐竜みたい)

 

屋久島シリーズはこれで終わり


2010 屋久島・白谷雲水峡02

2010-09-24 | 種子屋久・奄美諸島

二代大杉からさつき吊橋まで戻り、太鼓岩往復コースへ向かう。

吊橋を渡ると登山道

 

楠川歩道は藩政時代に島民が屋久杉を伐り出して平木に加工したものを搬出する際に利用した。

島の男たちが屋久杉を伐採し平木に加工したものを女性や子供たちが下の村まで担いで搬出した。

 

 

 

白谷小屋まであと1.1km

 

 

杉苔。せせらぎを渡る。

 

 

 

 

くぐり杉を通過。もうすぐ白谷小屋。

 

 

 

苔むす森(もののけ姫の森)に到着。太鼓岩まで歩くところだが今回はここで引き返す。

 

 

白谷小屋で小休憩し、宿で準備してもらった弁当を食べる。 

 

下る途中で見かけた屋久ジカ。

 

 

屋久島の森にはツガなどもある。

 

オブジェ的な存在感のある倒木。

 

途中撮影しながらの移動だったので往復時間は3時間あまりだったろうか。

次回屋久島を訪れる機会があれば太鼓岩まで往復し、明るいレンズかマクロレンズを持参したいところ。


2010 屋久島・白谷雲水峡

2010-09-20 | 種子屋久・奄美諸島

宮之浦の宿を8時過ぎにチェックアウトし、マツダレンタカーまで歩く

デミオで白谷林道を雲水峡の入口(標高600m)まで登る。林道は狭い区間もあるがよく整備されている。

宮之浦川の支流である白谷川(下流をのぞむ)。白谷雲水峡は白谷川の上流

 

林道の途中から。山全体に原生林が広がっているのが遠めに分かる。中腹に雲水峡へと続く林道が見える。

 

係員の指示に従い駐車場より手前の林道脇にデミオを停めた。駐車場は満杯のようだ。

白谷雲水峡の入口。

昭和49年に森林レクレーション地区として自然休養林に指定された。歴史は意外と古い

 

管理棟で森林整備協力金300円を払う。太鼓岩往復コースの苔むす森(もののけ姫の森)までが今回の目的。

運動靴に膝までのズボン、半袖シャツに帽子。ペットボトルと折畳傘、宿で準備してくれた弁当を持参。

ストレッチしてから出発。

 

しばらくすると花崗岩の巨大な岩場に出る。前を行くのはガイドに引率されたグループ。

 

 

飛流おとし。シャッター速度を少し落としてみた。しばらく渓流沿いに進む。

 

 

歩道脇の名も無き杉。

 

さつき吊橋を渡らず、二代大杉までめざす。赤い紐を目印にせせらぎを渡る。

 

森の中のオブジェになっている木もある。 

 

二代大杉が見えてきた。

 

 

 

さつき吊橋の地点まで引き返して太鼓岩往復コースへ向かう。


2010 屋久島・宮之浦

2010-09-19 | 種子屋久・奄美諸島

宮之浦から車で国道を3分ほど南下し海側に下ると、しゃれた店がある。徳州会病院の手前を海側に下る。

店のテラスから絶好の景色を眺めることができる。潮風と波の音が気持ちいい。

夕日が背後の山に落ちるときの色の移り変わる様はとても素晴らしいらしい。

遠くに宮之浦港に入港するロケットが見える

 

パッションボールのソーダ割り。これがとても美味しい(種も含めて)。

 

うわさのパッションボール。名前は店のご主人が商標登録している。店に登録証が飾ってあった。

ソーダ割りにしても美味しいし、カキ氷にかけても美味しい。

 

仕事を終えて予約をお願いしてあったビジネスホテルへ。

宮之浦川からの眺め

宮之浦を歩く。

宮之浦には屋久島の代官所が置かれたので藩士の屋敷もかつてあったようだ。

 

 

集落内を歩くと湿気もあるせいか汗が滴り落ちる。

史跡案内パンフによると写真の駐車場が代官所跡らしい。手前は郵便局。

宮之浦には薩摩藩時代、屋久杉を切り出すために代官が置かれ、運搬等の監督のため藩士が派遣された。

島で亡くなった藩士も数多く、彼らの墓は旦那墓と呼ばれ、その史跡が宮之浦に残る。

予約した宿で夕食も予約すればよかったと反省。


2010 屋久島・ロケット

2010-09-19 | 種子屋久・奄美諸島

9月上旬、仕事で屋久島へ。

自宅から市電とバスを乗り継いで高速船ターミナルへ。鹿児島中央駅前のバス乗り場から南埠頭行きを待つ。

乗り場がわかりずらい。新幹線を降りて種子屋久方面に向かう観光客には不親切だろう。改善してほしい。

 

前日予約しておいたチケットを窓口で購入し、屋久島行きロケットに乗船する。

県外らしき大学生のグループが多く乗り込む。隣りの席も大学生だった。ロケットは12:20に出航。

 

埠頭に停泊中のフェリーとしま。十島村が運航。鹿児島港からトカラ列島の各島を経由し名瀬港を結ぶ

 

高速船トッピーが南埠頭に入港する。桜島の向こうに高隈山地

 

 

錦江湾内をLPG船がゆっくりと航行中。湾内はあくまでおだやかだ。

 

種子島行きの貨物フェリー(「新さつま」)を追い抜く。「新さつま」は2000年就航。

貨物フェリーにしては未来な形をしている。

 

佐多岬を通過。先端の小島に灯台が小さく見える。

 

大隅海峡を通過し、外洋にでる。外洋にもかかわらず波がほどんどなく凪状態。こんなのは珍しいのだろうか。

 

屋久島が見えてきた。山には雲が垂れている。明日の白谷雲水峡はどうだろうか

 

 

鹿児島港南埠頭から1時間50分、宮之浦港14:10到着。そのまま仕事先へ。

明日の休日は予約したレンタカーで白谷雲水峡を訪れる予定。


2010 屋久島・千尋滝とトローキの滝

2010-05-10 | 種子屋久・奄美諸島

ヤクスギランドから安房に下り、千尋滝に向かった。展望台からみえる千尋滝。

モッチョム岳の脇を車で少し登ると駐車場があり、そこから展望台まで直ぐである。

前回訪れた時よりも水量があるようだ。

展望台から下に下りる階段があるが通行禁止。巨大な一枚岩がすごい

 

千尋滝を戻り、トローキノ滝へ。森の中を先端まで歩いていく。

 

トローキノ滝。国道の赤い橋が印象的。奥の山はモッチョム岳

 

 

橋の上から滝つぼとその先をのぞむ。

 

トローキノ滝への入口でこんな標柱を見つけた。

753年というと奈良時代、遣唐使の船が帰路屋久島の浜に漂着し、吉備真備が上陸したとある。

遣唐使の航海は命がけであったときく。奈良時代も屋久島は人が住んでいたであろうが想像がつかない。

 

安房港でレンタカーを返却し予約を取ってもらった安房のビジネスホテルに宿泊する。

近くの食堂レストランでビールと夕食をとる。

翌日は午前中に安房で仕事。仕事でお世話になったKさんと一緒に宮之浦へ。Kさんは屋久島6年目の転勤族。

まだ縄文杉まで登ったことがないという。今度いっしょに登りましょうという話になった。

海沿いのレストランで昼食をとる。そのときのトビウオの刺身。

 

宮之浦で仕事中にヤクシカが近くに出現した。こんな町中まで現れるとは。

屋久島全体に1万2千から1万6千頭くらいいるという。ヤクシカによる農林業被害は地元にとって悩みの種。

宮之浦で雑談中、昭和30年代から40年代前半の林業に沸く屋久島の話がでた。営林署の仕事、トロッコ通学

小杉谷集落のにぎわい、米軍機の墜落、縄文杉を越える幻の大杉捜し・・・屋久島の山中をまわり縄文杉を一緒

に発見した方の話は実に面白かった。こないだの出来事のように話してくれる。

興味は尽きないが乗船時間が迫り宮之浦港へと向かった。今度は三岳片手に昔話の続きを聞いてみたい。


2010 屋久島・ヤクスギランド

2010-05-07 | 種子屋久・奄美諸島

屋久島は1年に400日雨が降る島、洋上アルプスと言われるくらい高い山がそびえる島という印象をもっていた。

今回屋久島を訪れて屋久島の魅力にひかれる気持ちがわずかながら分かった。

 

紀元杉から林道を引き返し、ヤクスギランドへ。

 

ヤクスギランドを訪れたのは3年振り。ヤクスギランドは複数の散策コースが設けられている。

原生林の中、木道を歩くのはとても気持ちがいい。 

 

 

 

 

 

ヤクスギランドを歩くだけでも屋久島の魅力に十分触れることができる。

 

 

 

 

根元から拡がる枝がまるで手のように動き出しそうだ。森の巨人と遭遇した気持ちになる。

 

 

 

吊橋を渡るともう直ぐ出口。

 

安房林道を車で下る途中、ヤクザルの群れと遭遇した

 

車を降りてそっと群れに近寄ってみた。手前の子ザルがじっとこちらを見るが逃げたり威嚇する気配がまるでない

元々性質がおとなしいのか人間慣れしているのか。

 

 

この後、千尋の滝へ向かいました。


2010 屋久島・紀元杉

2010-05-06 | 種子屋久・奄美諸島

標高1230m。推定樹齢3000年の紀元杉。

車で最も近づくことのできる屋久杉である。林道から降りて周囲に木道が設けられている。

木道に降りて、幹の周囲を数カット撮影してみた。

 

 

 

 

 

縄文杉はまだ尋ねたことがないが、屋久島の魅力は奥深い原生林にあると改めて感じた。

この後林道を引き返し、ヤクスギランドに立ち寄った。


2010 屋久島へ

2010-05-03 | 種子屋久・奄美諸島

GW直前の4月26日、種子島の西之表市に続き屋久町へ出張。前日の日曜日に屋久島入り。

鹿児島港から高速船に乗り、佐多岬沖合いを航行中。ロケットを利用。

 

もうすぐ宮之浦港。鹿児島港行きのトッピーとすれ違う。

 

直行ロケットは鹿児島港9時10分に出て11時ちょうど宮之浦港に着く。約2時間弱の快適な船旅。 

屋久島は2年振り。今回はレンタカーを予約しておいた。宮之浦港に迎えにきてもらう。レンタカー

白谷雲水峡とヤクスギランドを訪れる予定であったが両方は難しい言われ白谷雲水峡は断念した。

 

宮之浦から安房へ向う海岸。頭上をJAC機が通過した。近くの屋久島空港に着陸するのであろう。

 

 

安房の手前の田代海岸に降りてみる。海岸に降りるには林の中を歩いて抜ける。

 

 

浜に降りると付近を川が流れている。川はそのまま屋久島の海に注がれる。

手付かずに近い自然が残されている。

 

 

海岸に下りると枕状溶岩というものがあった。田代海岸にて

 

 

安房から安房林道を登る。眼下に安房集落を望む。

 

屋久島の山並みは深い。

 

 

安房林道は途中まで二車線と広いが工事箇所も幾つかある 

 

ヤクシカが突然目の前に現れて、森の中に消えた

 

 

荒川林道の入口付近にて。正面を進むとヤクスギランド、右に曲がると縄文杉にいける荒川登山口へ。

 

荒川林道はマイカー規制中。紀元杉をめざしてヤクスギランド方面へ進んだ。

 

 

標高1000mを越えると次第に屋久島らしい原生林風景が広がる。

狭い一車線の林道をライトを点けて慎重に進む。ヤクスギランドから紀元杉までは車で30分はかかる。

この日は霧もかかってゆっくり進んだのでもう少し時間が掛かっていただろう。

 

 

 

ようやく紀元杉に到着。紀元杉の近くに林道を拡張して広い駐車スペースを確保している。

観光バスが狭い林道をここまで登ってくるのだ。車から出ると辺りはひんやりして肌寒いくらいであった。

(続く)