旧菱刈町(現、伊佐市)には中郷として本城郷、小郷として馬越郷、湯之尾郷が設けられ、それぞれの地頭仮屋は現在の本城小学校、菱刈小学校、湯之尾小学校に置かれた。
菱刈町郷土史(平成19年改訂)によると「湯之尾麓は湯之尾神社及び仮屋を中心に、川内川右岸の低地に形成された。湯之尾神社前の馬場は道路整備で拡幅されているが、その景観をよく留めている。馬場周辺(現、川北麓中集落)は「麓馬場組」と呼ばれた。」
湯之尾神社
湯之尾神社前の馬場。馬場周辺には麓らしい風景は見られず
湯之尾小学校の麓に武家門構えの屋敷がある。菱刈町郷土史の写真に麓の郷士門として登場する
川内川右岸の湯之尾温泉街。近くの菱刈金山から湯を引いている。区画整理されている
横綱白鵬関一行が宿泊した旅館山水
川内川河川敷。温泉後のいい散歩コース
(訪問記)
川内川の氾濫を受けて整地されたためか川内川右岸の馬場付近に麓らしい風景は残っていなかった