鹿児島歴史みてあるき  ~ 外城・四季・フォト ~

     2007年から始まった薩摩藩・麓(外城)巡りの記録。各地を訪れた四季折々の風景。日々の暮らし。

2008 重久麓の風景

2008-04-11 | 麓-霧島市

旧国分市の市街から北に車で10分のところに重久地区がある。旧東襲山村と呼ばれ薩摩藩の外城があった

重久地区に入ると崩れそうな古い武家門のある家が最初に目に留まった

重久地区を歩くと広大な屋敷跡の玄関に古い武家門が残っていた

 

 

周囲を生垣が囲んでいる

 

山に向かって馬場が延びている

 

突き当たり付近に残る石垣

 

 

角を曲がると実に素晴らしい石垣と武家門が残っていた

 

屋敷全体がここまで維持保存されている例は非常に珍しいと思う。文化財指定に十分値しそう

 

 

 

 

二棟の武家門がならぶショット。右側の古い武家門は最初に見た武家門です。

 

実に古い武家門です

 


2008 国分麓

2008-04-09 | 麓-霧島市

国分市は中学・高校時代を過ごした町

舞鶴城址。島津義久の居城。現在の国分小学校。

 

奥に見える朱門は「舞鶴城内陣の門であったものを市内重久(重久麓)の細山田家の祖先が領主義久から拝領したものと伝えられている」と書かれている。「細山田家から大隅国分寺跡に移築保存されたが、台風のため倒壊し、ゆかりの舞鶴城に復元した」

 

舞鶴城の城下町の復元図

碁盤目状の町割りは現在とほとんど代わっていない。領主の館が現在の国分高校(国分小学校の隣り)まで拡がっていた。大手門の前は家来の屋敷が並ぶのではなく、田圃が拡がっていた?

舞鶴城の麓地区(国分中央1~4丁目)は30年前当時も今もあまり変わりない

舞鶴城の前はきれいに整備されている。堀に鯉が泳ぐようになるかも知れない

 

 

 

大隅国分寺跡

 

麓地区に武家門はほとんど見かけないが、石垣で囲まれた家が多い

 

 


石垣の上に積まれたものはよく見るとブロック。コンクリートブロックもここまで風化すると味わいがある


麓-注目地区

2008-04-05 | 武家屋敷-TOPICS

現在注目している麓地区は志布志

昨年、志布志麓にある3つの庭園が「志布志麓庭園」として「国指定記念物(名勝)」に、また2つの庭園が「国登録記念物(名勝)」に指定された。(志布志市ホームページ

志布志麓は指定・登録を受けた庭園以外にも多くの武家屋敷・庭園がある。志布志城(4つの山城からなる)を囲むように6本の谷沿いに武家屋敷が配置され、今でも20軒以上の武家屋敷が残るそうだ。麓地区で次の重伝建地区に選ばれるとしたら志布志かも知れない。

志布志は港町として栄えた歴史もあり、町の中心に昔ながらの商家が数多く残っているそうだ。

魅力ある町づくりを大いに進めてほしい。

1日時間をとって、ゆっくり志布志の歴史散策を楽しみたい。


2008 隈之城麓

2008-04-03 | 麓-薩摩川内

南九州自動車道の薩摩川内都ICに向かう途中で隈之城を通った。隈之城は薩摩藩外城の一つ

隈之城小学校の近くで思いがけず武家門をみつける。全く予想もしていなかった

 

 

 

近くにもう一軒武家門がある

 

隈之城をもう少し散策するとさらに新たな発見があるかも知れない


2008 永利麓

2008-04-02 | 麓-薩摩川内

旧川内市には高城、山田(永利)、隈之城、中郷、高江、平佐、水引、百次に外城が設けられた

東郷からの帰りに永利町に寄った

永利麓のバス停がたつ道沿いに進んでみた

明治に廃仏希釈された万福寺という寺の跡

 

万福寺跡の近くに永利城(平城)の跡

この付近に郷士集落があったことは間違いない

背の高い門柱

少し離れた永利郵便局の近くに馬場という地名がある。そちらに麓の風景が残っているかも知れない

永利から百次を経る途中、畑の中に串木野氏の墓史跡があった


2008 東郷麓

2008-04-02 | 麓-薩摩川内

薩摩川内市の中心から川内川に沿って国道267号を上流に進むと東郷町がある

東郷バイパス(267号)付近の風景

 

 

東郷町の商店街近くに残る石柱の門

 

 

東郷町の中心商店街

 

意外と石垣がよく残っている

 

 

石蔵のある旧家

 

地頭仮屋跡は鶴ヶ岡城の麓のなかでも町の中心から少し離れた西北にあるようだ。

麓らしい風景がそちらに残るかも知れない。

川内川の対岸に旧宮之城線の駅跡が保存されていた

 

宮之城線の鉄橋が川内川を渡る自動車道として現在使われている


2008 高城麓 ②

2008-04-01 | 麓-薩摩川内

標識の矢印に従って進むとかつての高城麓の風景があった

 

静かな時間が流れる高城麓の馬場

 

 

このあたりが地頭仮屋跡だろうか

 

 

地頭館跡の所在地は確認できず

 

 

 

 

 

馬場の突き当たりにある寺、光明坊

 

 

高城郷の野町跡。野町とは麓の近くに作られた商人町のこと。薩摩街道沿いにある

 

薩摩街道。野町跡付近

このあたりがかつて賑わっていたとは今では想像できない

 

妹背橋を渡ると薩摩街道は左折し、上の写真の野町跡に進む


2008 高城麓

2008-04-01 | 麓-薩摩川内

国道3号線を北上して上川内駅の先を右折し車を5分ほど走らせると高城(たき)町に入る

高来小学校

高来小学校近くの風景

 

右は高来小学校の石垣。正面は高城神社。桜が開花していた

 

高城神社

 

西郷どんの手水鉢

高城川に岩永三五郎の石橋(妹背橋)を架けるとき工事監督として赴任した西郷隆盛が使ったそうだ

 

 

高来小学校近くの薩摩街道案内板

 

高城麓のバス停

 

 

バス停の近くに妹背城跡や高城地頭館跡を示す標識が立っていた