お早うございます、彦Gです。
管理人仕事も、今月末まで、あと1週間あまりで卒業になります。2年間、色々と大変ことが多かったですが、楽しいこともありました。その中で、自分の意外な芸(長所、特技)を見い出すこともできました。
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【管理人あるある⑤】
1.芸(特技)は身を助ける
2年間で色々なトラブル(ご相談)ありました。都度、以下の自分の特技で、それらを解決してきました。
(1)法律好き(区分所有法、管理規約、契約書等のルール把握)
① 不動産会社からの問合せ(ペット、自転車など)
→ 管理規約、契約書の熟読
② 居住者からの問合せ(共用部と専有部の相違など)
→ 上記以外に、区分所有法の理解
③ 居住者からの苦情(騒音、漏水、悪臭など)
→ 上記以外に、管理会社内のルールの理解
(2)綺麗好き(特に、見た目・整理整頓)
① ゴミ部屋が、汚い・臭い
→ 袋の二重化、分別の徹底、定期清掃
② 共用フロアに雨による黒泥混入
→ メリハリ清掃の徹底
③ 共用フロアに食品汚れ(店舗等)多数
→ 五感を活用し、適宜清掃
(3)資料作成(お絵描き)
① ゴミ部屋内に違反ゴミ多数
→ 絵付きのポスターを作成し、掲示
② 外部の子供達の騒音、いたずら多数
→ 同上
③ 隣接ビルの危険物落下可能性
→ 同上
(4)あいさつ(コミュニケーション)
① 住民さんと明るく挨拶
→ お互いに、毎日、明るく元気に
② 業者さんと挨拶
→ 工事業者等の共用部の騒音、汚し等を事前に防止
③ 知らない人とも挨拶
→ 不審者の侵入防止、防犯
上記の中で、(1)ルール把握が最も大事だと思います。マンション管理は、区分所有法、適正化法、管理規約、契約書などのルールに基づいて行っていますので、これらのルールを知らないと、一部の住民さんの私用に追われたり、本来の契約上のマンション管理ができなくなったりするからです。その次に大事なのは、(2)綺麗好きだと思います。とりあえず、マンションの共用部を綺麗にしておけば、住民さんからの厳しい苦情は減るのではと思います。騒音、漏水などの苦情は、フロント担当がメインに対応してもらえるからです。個人的には、(3)資料作成が住民さんに受けが良く、色々なトラブルを回避できたのではと感じています。(4)あいさつは、基本でしょうが、苦手な住民さんは避けがちですので、あらゆる方々に公平に、明るく元気にできればトラブル防止に有益でしょう。
2.特技(芸)が、仕事とアンマッチだと辛いかも
比較して申し訳ないのですが、前任の管理人さんは、職人さんのご出身で、上記(1)~(4)よりは、以下のことがお得意のようだったようです。
(5)DIYが得意
→ 粗大ゴミの解体メインで、清掃等が不十分だった
(6)専用部の修理
→ 住民さんの自転車の修理など私用が多かった
よって、特定の住民さんの私用などの負荷が非常に高く、管理人としての重要な職務(共用部の清掃)が不十分になったのではと思います。契約書に「共用部の清掃の頻度や内容」が、管理規約に「住民の管理人への私用禁止」は書いてありますので、これらを読んでいたら、(5)や(6)は、回避できたでしょう。
マンション管理人仕事に興味がおありの方がいらっしゃいましたら、上記(1)~(4)等のいずれかの特技を生かされて、住民さんが笑顔になるお仕事をされることを祈念しております。